鈴木と、石徹白へ行く

 

 7月2日(日)、珍しい取り合わせであるが、事務局長とダック鈴木のコンビが、石徹白へ向かった。ウッピー吉田が、前日から「どこへいくのか」 と、うるさかったがダック鈴木の、「いらんお世話だ」 で一喝。平素は平気でウソをつく鈴木であるが、釣りに関してはツネキチやウッピー吉田より、時間厳守なのだ。そんでもって、午前2時きっかりに事務局前に現れる。鈴木は、午前中派なので、当然、出発も早い。白鳥のサークルKで弁当と日釣り券を購入して、午前4時に石徹白到着。毎度の 「どこで入ろう?」 をやっているうちに、何人かに入られて、結局、オサムテトラから上流を釣ることになった。

 午前4時45分。水量、多少増水気味。ここ一週間は、ずーと、増水していた模様。水中の石は洗われてきれい。たっぷり降った雨が地下水となって出ているのか、水の色が青い。当然、水温は11度と低かった。ダック鈴木は、ライトケヒルのウイングをポリヤーンに変えたパターンの#14。ロッドはレビューXX8045、WF-5。リーダーは約12Ftで5X。事務局長は、ウエット。ロッドは同じくレビューXX8045−T4、DT-4。リーダーは約8Ftで4X。ドロッパーはプロフェッサの#12。リードフライはピーコックグリーン#10。なんて、まじめに書くのは、このコンビが釣るときは、結構まじめにフライフイッシングするからである。

鈴木のドライフライには、小さいアマゴが結構出ているが、のウエットには、全然アタリがない。今回、ウエットの実験をかねている。今まではリーダーを長く、そして、小さめのフライを使用していたのを、まったく逆に太く、短いリーダーと大きめのフライを使ってみる。その甲斐あって、小さいアマゴは全く釣れず。が、アタリが無いということがヘンだ。下手な証拠か? それにしても2時間近くボーズだが、アルツ石川だと、このあたりで 「魚おらんがや、場所替えだ」 と騒ぐか、石にもたれて、ふて寝するんだけど、ダック鈴木は我慢して釣るのはさすがだ。

 ある淵を境にして、突然釣れだした。時間が良くなったのか、水温が上がったのか、何が幸いしたのか解らないが、ダック鈴木が、はじめての岩魚を釣ってから、連続5匹。地蔵釣りおそるべし、さすが本家本元。相手が釣れると、さすがに心が揺れる。釣れないウエットが木に引っかかっり、切れたのでもドライにするが、のフライは魚に嫌われて、ジャンプして飛び越えて行くばかり。美しいロンク゜キャストも地蔵釣りにはかなわないか?時刻は9時近くになった。今日も快晴、非常にあつい。別荘分譲まで来たので、上がる。林道を歩いて車まで戻る道は遠かった。事務局長、ダック鈴木にボーズをとがめられて、「アヒル倶楽部幹部ともあろう者が、ふがいない。幹部は5匹以上の差がついたら、解任だ。雑用係長にするぞ」 と、脅されて、返す言葉もない。遅い、朝飯を食べて第2ラウンドで、がんばらないと、本当に雑用係りにされてしまう。と、あせるであった。

 第2ラウンドは、あっちい(暑い)ので涼しいところ、ということで上流の第1堰堤中程から第2堰堤までを釣ることにした。は、昨夜作った、#17のアントを使う。落ち込みの脇からすぐにイワナが釣れた。その上の落ち込みでも釣れたが、こいつは手元で落とした。今度はヒラキで1匹追加。ダック鈴木もライトケヒルモドキで同じように釣れているからパターンの差は無いようだ。しかし、出てくるイワナを見ていると、水面下の方がいいように思ったので、当初の目的のウエットフライの実験にとりかかる。ドライより苦手なウエットにするには、勇気がいったが、こういう魚が釣れる条件の時でないと、色々試行できないので、グッと堪えて、ウエットにした。まず、リードフライを深く沈めるためと、黒い小さなフライと、いうことで#14のシルバーサルタン。ドロッパーには、ロイヤルコーチマンの#10という組み合わせ。当然、この時点では、リードフライに魚はヒットすると思っていた。ところが、出てくるのは、ドロッパーのロイヤルコーチマンに出てくる。それも、水面直下に沈んだ状態でないといけないのだ。アント系のシルバーサルタンと、テレストリアル系のロイヤルコーチマン。フライパターンで差が出るのか?という疑問で、リードフライをシルバーサルタンからピーコッククイーンに変更。やっぱりドロッパーのロイヤルコーチマンに出てくる。もっと驚いたのは、ある場所から先行者の影響を受けていて、鈴木のドライには全く出なくなった。ところが、ウエットフライで魚は反応してくる。その後2匹イワナを追加して、堰堤が見え出し、終わりが近づいた頃、最大の淵が現れた。巻き返しにドロッパーのロイヤルコーチマンを入れて沈まないように操作していると、尺はゆうにあるイワナが近づく、魚が見えたのが災いして、空あわせの失敗。再度入れると、また来た。しかし、今度は警戒しいてるようで、口にしない。これを3回繰り返して、イワナは出なくなった。堰堤まで行っていた鈴木が、なかなか来ないを見にやってきた頃、は、最後の実験の為にフライを交換していた。リードフライもロイヤルコーチマンにする。これで、当たっていたフライが2つ着いたことになる。違うのは、沈むタナだ。堰堤下の落ち込みで2匹釣る。が、やはりドロッパーのロイヤルコーチマンだった。こんなにはっきりと、差がついたのは初めてだった。興奮した。堰堤の大プールで、痛恨の根がかり。フライを無くす。これで終了。

鈴木、やっとが終わったので、ヤレヤレ。釣りに没頭したので、第2ラウンドのビデオを撮るのを忘れた。なんとか、イワナを釣ったので、雑用係長にならずに済んだでした。帰りは鈴木のリクエストで白鳥から関まで高速を使い、1時間45分で事務局に戻った。