事務局長、ウッピー吉田を接待する(今回、長いよ)

 

 7月16() 前日、気良川へ行った事務局長は、今日はゆっくりしよう。と思っていたが、朝からダック鈴木から、「と゜ーした?」 あげくの果てにはウッピー吉田から、「石徹白に連れていってくれ」 との携帯が入ったりして、たいへんだ。行かないつもりだったが、最近自分のフライフィッシングが新しい局面に入っている?のではないかと、勘違いしている事務局長は、二つ返事で、「行く、釣りがしたい」で、ウッピー吉田の罠にはまった。ウッピーにしてみれば、こっちにいても暑いし、クーラーかけると銭かかる。で、石徹白行けば涼しいし、オレよりうまいフライマンはいないから、釣れないことはないと、スーパー勘違いしている。そして何よりも、行きたいばっかりの事務局長が行き帰り運転して、殿様接待釣行にしてもらえると思っていたようだ。

 いつもの事だが、9時15分とウッピー吉田が自分で決めた時間より30分遅れて到着。事務局長のスパちゃんに平気で荷物を積み込んで、ウッピー殿様は助手席へ。「これ、三太夫ゆるりと石徹白へ行ってたも」 とかいう雰囲気で156号を北へ向かう。途中の車内から見られる長良川の鮎釣りをバカ殿は、「今年は長良川、鮎おらんでのう」とか勝手な批評。はっきり言うが、釣りは腕前です。魚がいなくて釣れない事より、魚がいても釣ることができない事の方がはるかに多いです。

 途中コンビニで弁当を買って、石徹白は正午に到着。すでに、満杯状態。朝からやり終えて林道を歩いて、車に帰るのやら、弁当を食べているのやらが見える。こっちも腹減ったが、一応本流から上流までを観察しながら、涼しい場所があったら弁当食べようという魂胆。第3堰堤付近で、茶髪のアホ兄が上半身裸で、下手なキャスティングをしているのを見て、「あんなの初めて見た、フライも落ちたモンだ」と嘆き悲しむが、このアホ兄にあとで計画をメチャにされるとは夢にも思わなかった。第5堰堤付近で降り口を捜し、ここから上流は、渓谷になって、木々が覆い茂り、涼しいし、ベリーグットだな。というルートを設定。川から上がるのはここだなと、これでバッチリ。入渓地点に戻って弁当を食べていると、さっきのアホ兄が使い走りの気弱な子分を連れてやってきて、ドガドカと降りていってしまった。あぁ、計画丸つぶれ。吉田の殿様は「すぐ上の谷から入って、邪魔してやろう」 とか言うが、こっちは正統派フライマンだから、そんなアホ兄のような事はしないのだ。それで、再度設定のし直し。ファミリーキャンプしていたのが帰っていった場所があった。彼らが朝からそこにいると、絶対釣りをしていると錯覚する釣師達は、あまり入らないものだ。だから、ひょっとすると、案外釣れるかもよ。で、事務局長がここからやると言うが、どうもウッピー吉田は嫌そうだ。「ここは暑い」「二人もできない」「昔来たときに釣れなかった」とか何とか言っているが、眼球に炎メラメラの熱血フライマンと化した事務局長は、聞く耳もたーん。で、即実釣。こういう夏の渇水、日中釣りは、太い水が止めどなく流れている場所がポイント。釣り方はドライでもウエットでも何でもいいが、何度も流す。魚は白泡の下にいる。その通りのポイントで、24.5pのアマゴをヒット。体高のあるグッドプロポーション。一回下に走られてから、再度、遡られ大石の下に潜られた。ここは流木が入っている。ウッピー吉田を呼んで、ロッド渡し、肩まで濡らして腕を入れ、引きずり出した。それを見たウッピー吉田は何故か、「オレは下へ行く。この先は釣れない」とか言うので、「こういう場所を釣れよ、先に釣ってもいいぞ」とアドバイスと先行権を譲っても、ガンと言うことを聞かない。しかたないので、一人で釣る。同じようなポイントで、20p弱のイワナを3匹釣り、不用意にのぞき込んだ為に最大サイズを追い散らし、先へ進もうとして、前を見るとなんと、谷を伝ってフライマンが降りてきていた。もうダメだ。見れば林道がすぐそこだ。上がろう。ちょっとヤブをかき分ければ出れるな。もう少しという所で、右腕に激痛が走る。「な、なんだ?」とみれば、クロスズメバチ、通称ヘボがケツをブッスリ刺しているではないか、「ゲ、ゲー」と払いのけると、すぐさま別の部隊がブーンブーン。「あっ、あかーん」と思った瞬間、左腕に2発、また右腕に1発くらった。この場から離れなければ。気は焦るが、竿がササに引っかかり思うようにならないぞ。ええーい。御身大切だ。とロッドを離して急いで林道に上がり、毒抜きをして、水で冷やす。抗ヒスタミンの軟膏を塗るが、腫れてくる。「やばいな、オレみたいなアレルギーが刺されたら。ショック症状が出たら、こんな所じゃ助からないかも」と、思っていたが10分たっても、特別体調に変化は無かった。ふと、ロッドを置き去りにしていた事に気がつく。ウン万円だ。置いて行くわけにもいくまい。レインコートとウインドブレカーとタオル、軍手。虫除けキンチョールとタバコの煙幕&ガス弾で武装。ロッド救出に向かう。そっとのぞきこめば、まだ、ブンブンしている。が、こっちに来る気配なし。パウダー入りの虫除けをばらまいて、ロッドを救出大成功。他人が見たら、異様な光景だな。今度、刺されたらマジで危ないかも。これで事務局長の炎メラメラも鎮火。ロッドもたたみ、ベストも脱いだ。ウッピー吉田を探しに下流へ行く。いたぞ、例のごとくのウッピー吉田釣法。腰のビニール袋が空だね。この状況では君には無理だよ。そして、吉田回収。釣れない吉田が哀れになった谷口は、彼が好きな大場所へ連れていく。これまた、ウッピー吉田好みの淵があって、思う存分投げまくってもらいまショー。しかし、風が強いために、自分の頭を釣ったり、ベストを釣ったりで、なかなかフライが水面に落ちない。よくみれば、彼の後ろで魚が跳ねているよ。全然見てないみたいだね。教えてあけよう。喜んで行く吉田。しかし、彼が釣ったのは2匹のハエと15pにも満たないアマゴ1匹だった。午後6時10分、ウッピー吉田がやっと終わる。帰りも運転。腕痛い。我慢して運転。午後8時帰宅。

(この大場所でビデオ撮りしたので近い内にアヒル倶楽部ビデオマガジンにして出す予定です)