滑川攻撃隊、またもや大敗する

 

 9月3日()、アヒル倶楽部・木曽攻撃隊、第2回目の出陣。先の8月19日、滑川戦線にて、大敗を期し、再度、隊と作戦を組み立てて、午前5時、出撃。中央高速を中津川まで飛ばし、19号を北上。午前7時30分。滑川に到着。ここは木曽駒ヶ岳登山起点、海抜約1100b。快晴の空に、中央アルプスが、どーん とそびえ立つ。絶景かな。だが、寒い。水量は前日の降雨のためか、8月19日の倍はある。水温を測ってビックリ。なんと9度。これでは、出ないだろう。2900bから、木曽川に向かって急勾配で流れ下る滑川は、落差激しく、水量が多いと、ほとんど滝状態。ドライフライもあっというまに流れてしまう。落ち込みのワキが、ポイントだが、低水温で底に沈んだであろう魚は、食い気もなく、まったく気配なし。水温が上昇するまで、他の川でやろう。ということにして早々と一時退却する。地図で検討した結果、北隣にある、十王沢へ行くことにした。

 地図上で見れば、大したことのない里川のようであったが、行ってみると、木曽川合流付近は、護岸がしてある田んぼの中の川だが、部落のはずれから、深い谷を形成。上流部の小さな部落付近で、再度里川に戻り、源流部は原生林のなかの山岳渓流だった。とりあえず、下流の部落のはずれにある橋から入ってみる。ここは水温11度。水量が安定しているのか、石がコケむしている。沢に降りてすぐ、アルツ石川が20pと24pのアマゴを釣った。どちらも天然のピンシャン。これで、彼は興奮し、「ここは俺達の秘密の沢にしよう。誰にも言ってはいけないぞ」 と言ったが、その後はさっぱり。たまにチビが来るだけ。事務局長が、上流で、新しい足跡発見。中止。今度はもっと上の中流部、深い谷を何とかして降りて再度入渓。ここは誰も入っていない。深い森に囲まれた暗い谷だった。反応はあるのだが、といっても、チビ助だけど。かからない。次々に現れる、良ポイントにドンドン進んでしまい、入渓地点からかなり入ってしまった。このあたりで戻ろうか?と、思ってたら古い2段堰堤発見。堰堤のプールで石川が粘ったが、何も出ず。その間に事務局長が脱出ルートを選択し、木にしがみつき、ヒーヒー言って登って、脱出成功。時刻は10時30分。駒ヶ岳登山のBコース起点まで林道が延びているから、そのあたりでもう一度入ろうぜ。あと1時間頑張ってから、昼にしよう。林道を進むと、タヌキやら、アナグマやら、色々出てくる。こりゃぁ、熊もいるよねぇ。と言いつつ林道から川に一番近いあたりに目星をつけて、笹藪をかき分けて、なんとか十王沢上流部に降り立った。アルツ石川のフライにすぐチビ助がライズ。15p程度もいるが、そいつらはジャンプ。ほとんどアマゴ。こんなに源流部に近いのにアマゴだなんて。ちょっとショック。なんだか、出てくるだけでフライを口の中に入れない。ウエットでも入れたろかー。とシルバーサルタン#12入れれば足下の石の下からかっちょいい岩魚さんがスーと出たけど、やっぱり食べません。石川いわく、「きょうは日が悪い」で、脱出予定の橋まで来た。事務局長の本日の目的の一つは、駒ヶ岳の岩魚は何ですか? だったから、岩魚を見て興奮し、絶対釣るぞ。と意気込んで、カラータイマー点滅のアルツ石川を橋の下に残し単独進むが、ここぞで失敗、源流でウエット使うにはトラプルが多すぎる。単独だとやっぱり怖いから、早々に引き返した。

 もはやこれまで。腹が減った。今日のメニューは、本格的なカレーを谷口シェフが作ることになっていたので、橋の横に陣取ってカレー屋さん開店。作り方はビデオを見てね。できあがってアルツ石川、大感激。前回の釣行時に高山で食べたインドカレーよりウマイ、とのお褒めの言葉をいただき、谷口シェフは、「ウッピー吉田のいんちきカレーとはちがうぞ」 と大いばり。まぁ、当然いえば当然だが。カレーを食べたら午後2時だった。本日の目的は滑川攻撃なので、もう水温も上がっているだろうと、早朝の現場に戻るが、そこは石材屋の敷地をこっそり通らしてもらう道だったが、石材屋が作業していたので通れず。これまた前回見つけた、もう一本の道を捜して随分下流の滑川に降り立つ。水温は11度に上昇していたが、やっぱりさっぱり。1時間やって、何もないので、とうとうあきらめた。上松小川へ行こう。と石川。木曽川を越して小川へ。ここはなんと渇水。水温16.5度。午後3時30分。高すぎる。当然なーも出ず。午後4時30分。朝、石川が釣った十王沢下流部へ最後の望みをかける。しかし、ドライフライ浮かべても反応無し。それどころが、逃げる魚も、走る魚も見かける。アルツ石川の言うとおり、「きょうは日が悪い」 としか、言いようがない。全然、釣師の影響を受けていないであろう川を一日釣ったが、ここまで、出が悪いと くどいが「日が悪い」 としか言いようがないよ。餌釣りだと、どうか解らないが、毛針では、勝負にならなかった一日だった。