アヒル倶楽部・白峰イワナ調査隊

 

9月24日() アルツ石川くんと、事務局長、そして坪さんの3人は、石川県白山山麓の白峰村への、釣行を決行した。出発は午前5時。これが今シーズンの最後だと特攻隊の心境。オレたちに明日はないのだ。10月になれば、いとしい渓ともイワナともお別れだ。

 午前5時に坪さんが到着。石川くんを拾って、とりあえず白鳥まで行く。前日の大雨で長良川は、大濁流。峠を越したと思われたが、雨はまだ容赦なく降っている。だが、白峰は前日降ってないモンね。ちゃんとアメダスで調査済みだモンね。白鳥から158号で油阪峠を越えて福井県へ。途中、日も射して、虹がかかり、「おぉー。吉兆だぜ。爆釣間違いないぞ」 と勝手なことを言うのは、事務局長と坪さん。石川くんは爆睡中。見てみろ、九頭竜川は濁っていないぞ。白峰はベストコンディションか? と、浮かれ気分は大野市へ出てからみごとに砕かれた。大野平野に入ると、大雨の真っ最中。国道のバイパスが出来ていて、道に迷いながらも白峰へ向かう157号にちゃんと出て、そのまま石川県との県境にある谷トンネルへ。ここで、何故、白峰なのか? というと石川くんの会社にH主査がいて、その人が今年いい思いをしたとの情報で、事務局長が動いたから。H主査の話では、トンネルを出てすぐの谷だというので地図で目星をつけて行くが、大雨の真っ最中で濁っている。上、下と走りまくり、検討の結果、太道谷支流の太田谷へ入ることにした。地図で見ると林道があるが、川より随分離れている。谷の入り口付近にあった真新しい堰堤群から入る事にした。3つの堰堤が作られて破壊的渓相である。坪さんと石川くんがまず竿を出す。坪さん、10p足らずのアマゴをゲット。石川くんは「なにかいるよ」 というだけで釣れず。坪さん計8匹の10pをゲット。事務局長はその間、ビデオ撮影。雨はひどく降ったり、止んだり。ビデオを撮り終えた事務局長は一人、堰堤群の上へ。そこは自然いっぱいの本来の魅力ある谷だった。すぐにイワナらしき魚が3回出たが、かからず。もっと奥へ進みたいが、2人を置いて自分だけ進むのも気が引けたし、第1、熊が怖い。谷の入り口には、熊に出会ったときの心構えが書いてあった。50bほど進んで退却。ふたりを呼んで3人で入る。途中石川くんは戻ってしまい、坪さんと事務局長は先に進んだ。事務局長がウエットで18p程度のイワナを釣り、その後、坪サンが22pほどの岩魚を釣った。イワナはよく見るタイプのイワナだった。もう少し、特徴があるかと思ったが、とりあえずボーズ脱出。雨がひどくなり、石川くんを待たせてあるので、引き返した。石川くんにデジカメで釣果を見せる坪さん。「釣ってないのは君だけだ」 との攻撃に、石川くんはもっと他の谷へ行こう。というから、車に乗って手取川本流を上流へ詰める。手取川ダムの為に大多数の谷が取水されている。地図とにらめっこの石川くんが選んだのは、三ツ谷川という支流。その名の通り上流で谷が3つに分れる。本流の西俣は禁漁らしい。とりあえず3つの谷が合流するあたりで、入ってみた。すると、石川くんが、「魚だらけだー。」 と興奮。坪さんもエルクを浮かべると、バシャバシャと、ヤマメが飛びつく。事務局長は、「どうせ稚魚だろう」 と思っていたが、石川くんが、「大きいイワナがいるぞー」 といって釣ったのは27pの立派なイワナ。「まだまだ、いるぞ。尺オーバーも夢じゃないかも」 石川くんは興奮状態。このエクスタシーの絶頂に、突然の大雨。すぐ止むだろうと思って、そのまま進む。が、なんだか川の様子がオカシイ。木の葉がやたらと流れ出した。引き返す。水はどんどん増えて、なんと本流の西俣谷は茶色く濁った濁流だった。さっきまで、興奮した場所は、とても釣りが出来る状態でなくなっていた。もし、対岸にいたらと思うと、あやうく遭難するところだった。 時計を見ると12時だったので、昼食にする。今日は、焼き肉と釜飯と煮込みうどんの豪華3本立てだ。雨が降るのでタープを張り、石川くんが焼き肉担当でガンガンで炭をおこして倶楽部定番のニョロニョロを焼く。事務局長は釜飯と、うどん作り。以外に手早く出来て、雨に濡れた体に、熱いうどんと釜飯はこたえられぬ。「こんに幸せでいいのだろうか?伸吾にも分けてやりたい」 と、友達思いの坪さん。「こんな幸せ、ウッピー吉田には分けてやれない」 と事務局長とアルツ石川。

 午後2時近くに撤収。タープは役に立った。川が元通りになったらもう一度釣ろうと思っていたが、濁流は収まらず。しかたないので白峰をあとにする。来る途中見た、滝波川へ行くことにするが、ここでトラブルがあり時間を潰し、結局午後4時に石徹白へ向かうことにする。来る時同様、大野平野は大雨で前途不安。しかし、石徹白川は、水多いけれど、濁ってはいなかった。時刻はすでに午後5時を過ぎている。どこでやるか? といえば、やっぱり各堰堤のプールでしょう。空いていた第3堰堤の上から入渓。堰堤のプールには石川くんが、事務局長と坪さんは、釣り上がる。稚魚が多い。フライが見えなくなるまで、ホームグランドの石徹白で去りゆくシーズンをかみしめながら釣っていた。ひとり先に進んでいた事務局長が24pの岩魚をやっと釣ったが、2匹釣り損ねて、未練を残した。午後6時に終了。サークルKなどに寄りながら、午後8時半。事務局到着。事務局にはダック鈴木とウッピー吉田が飲んだくれていた。

 ウッピー吉田は同日、庄川水系六厩川へ行った。午前中は雨が降っていたので、ラーメンをすすりながら、車内でのんだくれて、寝たら午後3時だった。本流は出来ないので支流に入り、28pイワナを3匹釣った。その谷の規模からは似つかわしくないので、産卵のための本流差しかと思われる。その他に、山ブドウを30粒ほど採ってきた。久しぶりに結果が出て、ごきげんのウッピー吉田だった。それを見たダック鈴木は、「オラも休んで、行こかなぁ」で、水曜日に出発とした。