六厩と猪之洞へ行く

 

 9月25日(月) 事務局長とオヤジくんは、今シーズン初めて一緒に釣る。事務局長は前日の、白峰遠征で疲れていたが、シーズンも終わってしまうので、ムチ打っての出撃である。ウッピー吉田が六厩川で良型を釣ったので、オヤジくんは刺激されて、予定のアヒルX谷をとりやめて六厩川へ向かった。午前7時半出発。通勤時間と重なって、タイムロスが激しいので高速を使う。午前10時に六厩到着。餌釣りが2名ゲート前で竿を振っている。来る途中でも数台の車を見た。みな、シーズン終了直前の追い込みか?

 ゲートをく ぐって、最初の谷へ向かう。昨年の大洪水の爪痕が痛々しい。元々、もろい岩盤の六厩の山々。特に上流部がもろいので川が荒れるのが激しい。通いだした頃も、ひどい川だと思っていたが、大洪水のあとでは、何ともハヤである。ゲート最初の谷は土石流が流れたらしく、ほぼ壊滅状態。魚が復活するまでは、時間がかかると思われる。500bも行かないうちに退却。6月に、石川と来たことのある事務局長は、ゲートより下流の谷では、1時間歩いた頃の谷しか、見込み無しとオヤジくんに言い聞かせ、上流部の谷へ移動。オヤジくんは昔、羽田野氏と毎週来ていたので、谷という谷は知り尽くしている。山ブドウが多いあの谷へ入ろう。ということになって午前11時に入る。1時間ほど釣って、ふたりで12匹。サイズは20pがアベレージ。2匹27pがいたが、これは本流差しかもしれない。この親子はペースが早いから、あっという間に最上流の二俣まで釣る。源流に行くにつれて、魚のサイズが小さくなっていくのが、おもしろかった。当然、すべてリリース。帰りに真っ赤に色づいた、ガマズミと、ちょっと遅いが、サクランボのようなヤマホウシの実を少しいただき、車に戻る。カップラーメンと巻き寿司で、昼食。目星をつけておいた山ブドウを採りに行く。焼酎1本分採り、まだ採れたが、あとは野鳥や獣のために残した。山で、いやしい事はするべきではない。次に本流を渡らないと行けない谷へ入ったが、ここも土石流の痕跡が。それでもけなげに稚魚がいたので、そっとして帰った。

 午後2時に六厩をあとにする。去年の親子釣行の時に行った猪之洞谷の奥へ行く。猪之洞谷の調査は事務局長の今年の課題の一つである。昨年の釣行終了地点より上流を目指す。それには、林道終点から、杣道を尾根に出て巻かなくてはならない。時刻は午後3時、早くしないと日が暮れる。杣道を歩くこと40分。道が川に近づいたので入渓。渓相抜群。昨年の大洪水でもびくともしなかった原生林の中の谷だ。釣り人が入った形跡はここ数日ないようだ。期待が高まる。ここまで澄み切った水は見たことがない淵を見ると、20p程度のイワナが2匹泳いでいる。すぐにキャストするが、全く反応無し。どうも縄張り争いしているようだ。しつこくやると2匹とも隠れてしまった。次の淵でもまた2匹。毛針には反応無し。反応してくるのは、稚魚サイズ。テンカラのオヤジくんも同様。しばらく進むと、滝が出現。本流の滝だ。ということは、その滝壺の淵が魚止めということになる。フライをしつこく流すが、何も出なかった。滝の上が核心部かもしれないが、午後5時までに、白鳥町へ降りてヤボ用を済ませなければならなかったので引き返す。見れば滝まで杣道が来ているので、それを使って車まで戻った。白鳥で用事を済ませて午後7時に事務局へ到着。ガマズミとヤマホウシは一緒にウイスキーに漬け、山ブドウは焼酎に漬けた。飲めるようになるのが待ち遠しい。