それぞれのライズ

 

 4月15日() 前日、ウッピー吉田が偶然にもシラメを釣ったからさぁ、大変だ。ダック鈴木は、バカにした手前ウッピー吉田よりデカイヤツを釣ってこなければいけません。ダック鈴木は、午前11時に出発。 事務局長はというと、これまた前日、のっかり岩上流の大淵のデカイ奴が頭から離れません。バックが取れないので、今日はダブルハンドひっさげて 「やっつけてやる」 なんとかフライも10個作ったモンね。 アルツ石川は、仕事のクレーム処理で、なんて゜も荘川村の御母衣ダムまで行くというが、午前中に終わらせて、長良川のポイントを上流から見ながら三日市へ来るという。 昔では考えられなかったけど、今は携帯電話があるから、各隊員の現在の行動や、川の状況が解ってありがたい。 一番早く現場に到着したのは事務局長。きのうはライズしていたけど、今日は全然ということもあるし、その逆もあるから現場着くまで不安です。おぉ、今日もライズしているよ。でも昨日と比べると。半分以下です。とりあえず腹減ったので、お昼ご飯食べながら、川を見ています。寒冷前線が昨夜通過して、ちょっと冬型系の天気図。案の定、春の風がひどい。風が一時止むと、パタパタとライズしています。昨日はバックがとれず、#5の9フィートでちょっときつかったけど、今日はいきなり#10のダブルハンドだもんね。届かないということはないよ。ただちょっと大げさでかっこわるい。支度をして川に降りると、ラフティングが2つやってきて、騒いだ。そしたらライズは無くなってしまった。風も一段と風力を増して、ライズも超単発になってしまった。三日市に到着したダック鈴木に携帯すると、なんとウッピー吉田同行との事。これまた、ライズは単発で、あんまり期待できそうにない。との返事。困ったなぁ。と思っていると、携帯が鳴った。みたらアルツ石川くん。

 すでに八幡町に降りてきていて、自然公園前の中元橋の下では、バカバカ・ライズ状態だという。ただ、ウェーダーはいて、中程にある岩に乗らないと、とても届かない距離だ。との事。それじゃぁ、できないなぁ。三日市にダックもウッピーも来ているからと、教えると三日市に行く。との返事。事務局長も三日市へ行くことにする。するとまた、アルツ石川から携帯。「七ツ石上流の大トロで、バカバカ・ライズ発見だ。すく来い」 「何? 行く」と事務局長。美並インターから八幡インターまで高速使って、現地到着。驚いた。ライズもだけど、風がすごい。三角波立っている。風さえなきゃ。興奮するライズなんだけどなぁ。八幡町から上流は川が開けていて、その分風がひどい。八幡から下は山が迫っていて渓谷を形成しているから、風裏に入ればほとんど吹かない。それでもやるというアルツ石川。これではまともにできないよ。しかたないので三日市へ移動することにした。移動の途中でも大淵のぞくアルツ。今日は状況が良いのか、結構、淵でライズしているのが確認できた。相生小学校裏の大淵にはフライマンもいたよ。三日市到着すると、ダック鈴木はいびきをかいて寝ていた。ウッピー吉田は、青いビニールシート前で、一生懸命やっている。と、その

時、ウッピー吉田の竿が曲がった。「釣った」 とアルツ石川が叫ぶ。しかしそれは、流木だった。本当にウッピー吉田は流木釣るのがウマイ。ゲラゲラ笑うブラッキー石川。それでもウッピー吉田はマジメに頑張っていた。そのかいあって本当にシラメをヒットさせてしまう。「ゲッ本当に釣りぁがった。はずれろ、落ちろ」 とののしるアルツ石川。彼にとっては、あこがれの長良川本流シラメ。これを釣って一人前といわれている魚が、事もあろうにあのウッピー吉田にヒットしている。「はずれろ、落ちろー」 とはしゃぐ石川くん。しかし、魚は無事ネットの中へ。立派な尾びれの天然シラメ。ミニサツキマスのような顔つきが凛々しい。今年はウッピー吉田の年だなぁ。ちまたではウシがはやっているもんねぇ。「おらも釣る」 さっきまで大いびきかいていたダック鈴木も起きてきて単発ライズ狙い出す。風はおさまってきた、事務局長がブラッキー石川に、「風が収まってきたからもう一度七ツ石へ行ってみようぜ」 「うそー」 夕方もう一度チャンスが訪れることを知っている経験者。アルツを説得して再度北上。七ツ石到着。風はやっぱり収まっていた。が、ライズも単発になっていて、昼のライズの半分以下。アルツはやる気ないようだけど、それを説得して夕方チャンスにかけようと支度して降りていく。本当に午後5時に短いけどライズのピークがきた。事務局長はウェーダー持っていないので、左岸の川原からロングキャスト。1度出たけどかからず。でもこれは外道っぽかったな。アルツ石川はウェーダーはいて立ち込んでクォーターキャスト。別名、卓球部キャスト。何度かライズのレーン流して、やっとうまく流れたとおもったら、やっぱり出た。あれはシラメだったろう。とは過去形。さっきウッピー吉田に「はずれろ、切れろ」と悪態を付いたのがたたったのか、残念ながら、プラッキー石川のシラメは、ローリングしてはずして帰っていってしまった。今年も、ヒヨコ倶楽部と呼ばれることになっちゃったね。アルツ石川くん。シラメをヒットさせてネットに入れるまでは、大変なのよ。ラインでてるからフッキングもしっかりしないとダメだし、ローリングしてつっこむからみかけより結構引くよ。残念だったね。