2002/03/10 

伸チャの板取初釣行?

 

  3月になったから、山田伸チャ(アヒル倶楽部古参会員で、虎兎会釣り倶楽部の会長)が始動したらしい。このお人、渓流釣り歴20年の大ベテランでありながら、フライマンの坪ピヨさんの渓流ライバルでもある。どーいうことだ?

  そんでもって、渓流20年の大ベテランの行き先は、板取川と誰も知らない旅足川の2渓流のみなんだ。誰も知らない旅足川では、かつては誰も行かないので、結構釣れたらしいが、ここんところの釣りブームで旅足川もちょっと知られるようになって、釣れなくなった。

そして、板取川。ちょっと知り合いがいて足を運ぶようになった。

しかし、釣れない。全然と言っていいほど釣れない。これほど釣れない人も珍しい。渓流20年の大ベテランが渓流3年のFF坪ピヨさんの良きライバルになるくらいだから、正真正銘、釣れないのだ。しかし、釣りは大好き。その伸チャが、こっそりと板取川へ行ったとの情報を入手したので、多少の脚色をしてレポートするが、たぶんこれで合っていると思います。

 

3月10日(日)  山田伸チャは朝3時に目が覚めたというか、釣りの前日から前夜にかけては、興奮してだいたい眠れないらしい。布団の中で、目をつむると、あのポイントが目に浮かび、そのへ餌を投入する自分の姿が。そして目印にかすかなアタリ。それを逃さずピシッと合わせる。自分。グワーンと竿がしなり、糸がヒュンヒュン鳴る。そのツッコミを技量でかわし、とうとうタモの中へ入った尺上アマゴ。なんちゃって。という有りもしないことを考えて、興奮し眠れないのだ。

そしてたまらず、出発。まだ暗い板取川に到着。たぶん行ったのは上ヶ瀬でしょう。

板取川も雪代が入ってちょっと増水気味。通い慣れてはいるが、釣果はさっぱりのポイントである。車の中で明るくなるまで、コンビニで買ったオニギリを食べながら、これまたコンビニで買った釣り新聞を読む。「なになに、海はどーだかな?」 この人海釣りもするが、虎兎会の弟子にも負ける。明るくなって来た。支度をして今年初めての渓流釣りだ。布団の中の妄想が実現するときが来たのだ。が、現実は甘くない。さっぱり、釣れない。毎度のことだが釣れない。

 場所替えだ。今まで通い慣れているが釣ったことがない各ポイントを釣ってみる。午前9時頃、やっと1匹15pのアマゴが釣れた。ちょっと気をよくしてまた釣る。しかし釣れない。また移動。

次は急斜面を降りていくポイント。つかまった木の枝がポキリ。ズルズル。あー。と、またつかまった木の枝がポキリ。ズルズルー。(ちょっと加速) ゴロンゴロン。グキッ。イテー。

落ち降りた先の大岩に左足が挟まって、ひねった。ビッコをひきながらも、竿を出すが、やはり釣れない。また、足を引きずりながら、車まで戻る。さすがの伸チャも、パワー無くなって、退却。

 この人、こんなのばっかり。車まで2時間歩かないと戻れないような所で、マムシに噛まれたり、すべって転んで、左手の中指の関節が外れたり、炎天下でさまよい、フラフラになったりしている。そのくせ、同行した者に「おまえの渓流の歩き方を見ているとヒヤヒヤする」 とか言う。

あんたの方が、よっぽと危ないのにねー。

 自宅に帰り、ライバルの坪ピヨさんに報告すると笑われて、HPに載せられると思ったのか、虎兎会釣り倶楽部の弟子の所へ行き、グチったが、それが坪ピヨさんに漏れて、こうして正しくアヒル倶楽部の釣行記としてUPされることになってしまいました。

 

 今年は、事務局長も板取開拓しようと思っています。近くていい川なんだけど、なんかさっぱり情報が入ってこない川ですね。特にフライは。サツキものぼるし、尺のアマゴやイワナもいるんだけど。釣りにくい川のようです。ちょっと通ってみないと、判らないですな。鮎のシーズンまで、やってみようと思っています。

     

加筆訂正(3月19日)

 

アヒル倶楽部情報部員M氏より、新たに情報が寄せられました。よってあ、ここに加筆訂正いたします。

まず、釣行日ですが、10日の日曜ではなく、9日の土曜日だったそうです。

そして15pのアマゴは放流物だったことが判明。そして、そのアマゴを釣ったポイントは、たまたま車で移動中に、釣り人が2.3人いる場所が目に留まり、見てみると放流したてのアマゴがヒラキの一カ所に固まっているではないですか。そこへ竿を出したということですが、周りの方々が10匹以上釣っているのに、本人は1匹のみでした。それを聞いたライバルの坪ピヨさんは、

「なんか、伸チャの釣行記は、元気が出るよなー。こんなに釣れない人もいるのか?だったら、オレはしあわせだ。と思えるモンなー」 とのコメントです。

また、釣果が無いがために、「本当に渓流釣りに行ったの?競輪競馬でも行ってるんじゃないの?」 との家族の疑いのまなざしを避けるために、ネコヤナギを採ってきたが、「いらない」 と言われ、M氏宅へ持っていったが、「いらない」 と言われ、しかたないのでヤマコへ持っていったら、「しかたないなー」 とデカビタCの瓶にポイと入れられたそうです。

こんな、けなげな渓流釣師、山田伸チャにエールを送ろう。