2002/05/06  

最源流のイワナと山菜を捜して

 

5月6日() シニア隊のオヤジくんと一緒に釣ろうと思っていたが、親類から電話で、「来るなら寄れ」 とか言うことになり、それなら、「私も久しぶりに会いたいわ」と、母親もが言い出して、これでは釣りをメインに考えられない状態。すなわち 「親類縁者お久しぶりの会」 と山菜採りがメインとなってしまった。うーん、複雑な心境だ。とりあえず、FF一式は持っていくことにする。

 

山菜編

 午前6時に出発で、GW最終日は道路もガラガラ。7時半には、親類宅に到着。ここで山菜採りを楽しみにしている叔母などが乗り込み、一路、長良川の源流の1つの最源流部へと、ひどい林道をひた走る。

 標高が1300メートル以上になると、まだ、木の芽も小さく、早春の感じ。所々に残雪も見える。爽快な天気で、気持ちいい。適当に車を止めて、事務局長も、ウドや、タラメを捜すが、すでに随分採られた後だった。それでも、急斜面や薮の中など、人が入りづらい所にはまだ、夕食のオカズになるくらいは採れた。久しぶりの五月晴れで、残雪の白山様がとても美しい。

 だいたい採り終えたので、オヤジ君に「谷に降りて釣りながら、また捜そう」 と持ちかけると、OK

しかし、フライフイッシングをするという事が、出来ないワケじゃないが、合理的ではない。今日は、FFを楽しむというより、この最源流の谷に生息しているイワナは、何イワナ君?という事の方が興味がある。それで、オヤジ君のテンカラ竿にした。4メートル程の振り出し竿に1号を50pほど付けて、テンカラを付けた。こーいう薮の中では、機動力を発揮する。

 しばらく何の反応も無かった。オヤジ君は 「ここにはイワナは居ない」 と言ったが、周りの風景を見たら、雪崩が起きそうな感じの所で、土砂や岩が、谷に落ち込む様な所では、あまり冬を越さないのではないか?と思って、もう少し穏やかな感じがする渓相になるまで行こう。と言うが、オヤジ君は、「オレはもう上がるから」 と、魚より、やはり山菜らしい。それで、一人で釣り上がることになった事務局長。一人だと心細い。歌でも歌うか?「あるーう日、森のーなーかー、クマさんにー」 あかん、この歌は縁起が悪いぞ。本当に会ったら、シャレにならないぞ。

 大きさはどーてもいいが、イワナを見てみたい。下流で時々、ヤマトイワナ?っていうのが釣れるから、ヤマトイワナの純血がいてもおかしくない。そーであってほしい。それには、釣って確かめないと。 しばらくして、やっと一匹釣れました。ヤマトイワナ?と思ったが、違う。ニッコウイワナとの混血のようだ、よく見るイワナ、富山のイワナの感じがする。どーしてこんな奥までニッコウ系なんだろう? 源頭放流しているのかな?個体数が少ないから、一度、混じると、ニッコウ党になってしまうのか? その後5匹釣るが、すべて同じだった。よく見るタイプのイワナだよ。標高が増すにつれて、魚が小さくなった。1450bを越えると、魚がいなくなった。ここも数年前は人工物は何もなかったが、開発の手が入り、林道やら堰堤が出現。1本の谷が、分断されてしまった。それでもイワナがいる。ということがうれしいが、できればネイティブがよかった。入渓地点まで降りて、唯一の枝沢にも入る。またイワナが小さくなった。イワナは同じタイプだったが、流れ紋が少し見えた。気がつかなかったが、エンレイソウ が咲いていた。目の前のブナにオオルリがやってきて、さえずった。ブルーの羽根が美しい。

 

 

 谷から上がり、山菜採りに合流し、ちょっと早いが昼食にした。山で食べるラーメンは何故ナゼ、うまいのだろう。林道と谷が接近するする辺りには魚影は無い。永年禁漁区にならないものか?

 尾根を1つ越えた向こうの谷へ行く。水系としては一緒だ。ここはまだ、ランプの生活の時代は、ワサビ谷と呼ばれていたらしい。叔母が言うには「ワサビとフキがいっぱいだった」 との事。伊勢湾台風で壊滅し、近年の豪雨災害で再度の壊滅を見る。事務局長、このあたりには詳しいが、ここだけば入ったことがない。ひょっとしてワサビが復活しているかも?との期待で入ってみるが、3つの砂防堰堤がきついし、荒廃した風景だ。当然、魚気は全くない。一緒に来たオヤジ君は、「これ以上行っても、しかたない」 と、戻る。事務局長だけが、それより200メートル進む。すると、小さなワサビを発見。よく捜してみると、けっこう有ることに気がついた。ほんとうに小さい。やっと葉をつけているとい感じ。ちょっとうれしくなった。それに、なんと、亜高山地帯の植物、サンカヨウがある。花はまだツボミだが、まさしくサンカヨウ。事務局長、サンカヨウの大ファンで、天生湿原まで見に行った事がある。もうしばらく進むと、谷はスノーブリッジの中になった。ここまでで探検を終えて、車に戻る。戻る途中に、これまた昨年見逃した、ハシリドコロ が花をつけていた。ハシリドコロは有毒植物で、春の新芽の時は、それは旨そうに生えている。誤って食べると、幻覚を見て、一晩中走り回るという事でハシリドコロの名があるらしい。花はすぐに散るから、なかなか見れなかったので、これもうれしかった。

 

FF編

 午後1時になっていて、そろそろ退却。部落が見えるところまで来ると、携帯が鳴って、なんとプラッキー石川が、「どこか釣れるところはない?」との事。どこにいるのか?と問えば、近くまで来ているらしい。今日はFFを全くしていないから、ちょっと不完全燃焼。これ幸いに、車からFF一式持って飛び降りて、アルツ石川の車に移動。やっとフライマンに変身できる。君も役に立つことは有るんだね。アルツ石川は、去年の郡上ラボのパコパコ・ライズが今年もあると信じているらしい。ずーと、メールなりで長良川の状況は伝えているはずだが、一向に聞いていない様子。GWの状況も車中で話すが、聞いていないみたいだ。とりあえず、本流は水が高いし、イブまでのあいだは、谷で釣ろう。と言うが、「谷の魚は小さいから嫌だ。せめて一色川くらいじゃないと嫌だ」 とか言う。GWなんだからメジャーな所へ行ってもムダだよ。と説得。適当にFFができるくらいの谷へいくが、「こんなところかー」と、バカにしている。昨年もそうだが、アルツ君が釣った魚は、ほとんど谷じゃないの? ダック鈴木に言わせると、「坪さんはピヨだけど、これは、アヒルのヒヨコで、アヒルになれる可能性はマダある。しかし、アルツ石川は、キャスティングの練習もしない、努力もない。アヒルのヒヨコ以下。ウズラのタマゴで、ウズタマ君だ−」 との事。そこまで言うか?

 まー、ウズタマでも、今日は事務局長を拾ってくれた恩人だから、立てないとね。坪ピヨさんが、初岩魚を釣った同じ所にウズタマ・アルツを入れてやる。16pの岩魚を3匹釣ったという。おめでとう。初物ですね。そして例のごとく、50メートルやって、「こんなところ、やってもチビばっかりで、無駄」とおっしゃいますから、あなたが行きたがっている郡上ラボへ行きましょう。

 郡上ラボには午後5時前に到着。ライズありません。すぐに釣れないから、三日市へ行くことになった。三日市へ行くと、なんと坪ピヨがたたずんでいる。前回、リボンチャン・モドキで出たが、かからなかったのが心残りと見える。その意気込みが、アヒルのヒヨコだよね。いつか頭のカラも取れるでしょう。あなたの切ない思いは、よくわかる。ACの面々もそれは知っていて、でも、からかっているのです。今年の長良川は本当にきびしい。しかし、昨日のライズが今日も起こるとは限らず、先に来ていた坪ピヨは、缶ビール4本飲んで、待っていたらしいが、、ライズのラの字もなくて、終了。ニュー柳屋に突入の運びとなりました。