2002/05/26 

石徹白源流、単独釣行 by 坪ピヨ

 

5月26日() 義兄と山菜採りに行った時に見た石徹白源流域の美しさに心惹かれていた。

 熊さんのお庭なので一人で行くのは怖いのだが、(誰も話に乗ってこない) 釣りたい気持ちが先に立って出かけることにした。
 年券を買って着いたらもう午前11時になってしまった。石徹白の大杉を超えてガタガタ道をエスクード様に頼って登っていくとなんと人だらけ。そう言えば下の駐車場には車がいっぱい止まっていたっけ。あれは大杉見物じゃなくって山菜採りだったんだ。前回、山菜採りに行ったのは平日だったからほとんど人もいなかった訳か。
 車で行ける最終地点でやっと駐車スペースを見つけた。まずは景気づけにビールを一本。釣り支度をして出発。オットいけない熊鈴、熊鈴。こいつは昔買った民族楽器のような鈴を改良して、昨夜作ったヤツで我ながら良い出来だ。歩き始めるとヤマウドやフキ、ヨモギなどをポリ袋に詰めこんだ人たちとすれ違う。挨拶がてら聞いてみると釣り人がけっこう入っているようだ。しかし、ここまで来て引き返す気などさらさら無いから、とにかく行くしかない。最後の堰堤を過ぎた辺りで降りてくる釣り人を発見。「釣れましたか?」 と聞くと 「釣れたがイワナが小さい」 との答え。「どれくらい小さいの?」 とは聞かなかった。さらに上には、まだ釣り人がいてかなり上の方まで入っていると
のことなので、この時点ですでにやや諦めモードに突入。やがて道は踏み分け道となり、「まあ良さそうなところで釣ってみるか。」 と始めるが案の定反応はない。どうせここも入られてるだろうし、オイラが考えることは他人も考える。しかも思い入れが強ければ最源流まで行ってしまう人だって今までにもいっぱいたはずだよね〜。冷静に考えてみればすぐ分かること。かくてイワナパラダイスの夢は、はかなくも消滅し、完全に諦めモードとなる。しばらく釣り上がったところで飛沫が上がりアタックがあったが、かからず。ギラリと魚体が反転するのが見えた。「オッ居ることは居るんだ」 釣ってもいないのになんだか無性にうれしかった。途中フライ交換をするたびに恐ろしくなり腰の鈴を振っては釣り上がっていった。何しろ道側は切り立っているので上からは見えないし熊にあったら最悪だよ。ここから先は道から離れていってしまうという所で川から上がった。山菜採りの時はさらにずいぶん上まで歩いたし本当は行きたい気持ちが強かったのだが、怖さ半分、どうせここから先も釣られているだろうという諦め半分で決断した。さすがに、このあたりまで来るとお気楽山菜採りカップルはいない。降りて行く途中で会った山に似つかわしくない都会的な格好のカップルに「釣れましたか?」 と聞かれ「イヤー釣れません」 とナメラカ&ホガラカに言い慣れた答えをした。「山菜採りですか?熊には気をつけてくださいね。」 とニコヤカにおどして彼らのポリ袋を見るとヒョロヒョロのウドが2本だけ。ちょっと可哀想になって途中で見つけた良い山ウドを「良かったらどうぞ。」と差し出すと、顔がぱっと明るくなって「良いんですか?」と土下座でもしそうなほど喜んでくれた。最近、山ウドは食傷気味なんだよね。そこへいくと焼きネマガリタケはうまいので今回も採りながら帰った。心に余裕がないせいか渓の写真を取り忘れてしまった事に気が付いたが、今更戻るのも面倒なのであきらめた。(残念だBy 事務局)
 さてどうしよう?せっかく来たのだから毎回行く所じゃない所でやってみたい。石徹白の大杉から少しだけ下がった所を釣ってみることにした。しばらくは何の反応もなかったが、岩の向こう側でフライが消えたので持ち上げてみると重い。「あれ?根掛かりだったのかな?」と思った瞬間、魚が潜り込もうとする引きを感じた。引き上げようとしたが今度は違う石の下へ潜り込まれた。「まずい!切られる。」・・・・何とか切られないように石と石の隙間へラインを持っていくことが出来た。#3のロッドがしなる。良い引きをしたが、やっとこせネットに入れたとたんにフックがはずれた。写真を見るとはずれたフックが写っている。はぁ〜、危ないところだった。測ってみると26pで久しぶりのサイズ、しかも尾びれが大きい。万年貧果のオイラとしては上出来の部類だね。その後18センチ弱2匹を釣ることができたがどのイワナもヤマトとは言えないようだ。
もうほとんど満足しているが、せっかく石徹白へ来たのでフキを採りつつ、少しだけ下流を釣った。
イブニングも。とは思ったが空が急に暗くなってきてゴロゴロ言い出したので退却することにした。
 天気も良く、さわやかな風もあって気分の良い一日だった。

 

アヒル倶楽部事務局コメント

よかったですね。行ってみたいとおっしゃっていたモンね。ACにしてはよく歩きました。単独で入渓できるほどに成長したから、ピヨの称号はもういいかな?今度アヒル倶楽部・役員会に議題としてあげてみます。