2002/09/05 

見込み違い

 

9月5日(木) 何故か富山県境に近い、加須良川へ。このあたりの渓流は境川といい、ゴルジュ帯の上級者の川で、アヒル倶楽部の、川まで5分、林道あり、自販機あり。という軟弱者には到底入渓出来ない秘境なのだ。ACFC−Y師匠の忠告にも、「加須良は晴れていても鉄砲水の危険あり。過去に何人もあの世へ釣りに行っている」とのメールにビビる事務局長。でも、晴れていても鉄砲水とはいかなことか?早春なれば、残雪が日中とけて出てくるという意味か、はたまた源流が白山山麓ということもあり、山の天気は不安定で、奥で降ったらすぐに鉄砲水ということか? いずれにしても、暴れ川ということには違いなさそうである。

 まー、核心部のゴルジュ帯には到底軟弱アヒルは行くことも出来ないから、中間部分の旧部落跡のあたりに潜入するという計画。人が住んでいた所で、場所がいいみたい。地図で見ても、なだらかな地形で、ここなら、安全かな?ここへは、県境の境川のダムまで行き、そこから林道で1つ山越えると、加須良川の部落跡へ行くことが出来るのです。

 話が前後しますが、昨年のちょうど今頃、アルツ石川が、単独で一色川へ行ったとき、2人のフライマンに出会いました。意気投合してしまい、彼らが「今から加須良に行くけど、一緒にどう?」とか言ったらしい。何でもよく釣れるとの事。でも、アルツは遠いと思って遠慮したという。その後、時々、加須良川の事が話に上がって、本来はアルツと一緒のつもりだったけど、彼も色々あって、事務局長単独犯行ということになりました。平日のズル休みだが、会社には公然と「釣りに行く」と言って休みました。あーなんて清々しいんだろう。羨望の眼差しで見る釣りキチ社員たち。あー、しあわせだ。午前6時に出発し、高速も使わなかったけど、8時前に牧戸に着きました。そこからが長かった。途中、事故で足止めをくらい、午前9時半に、境川ダム、桂湖に到着。目指す林道はすぐに見つかり、ちよっと、スパシヤでは、きついんでないの?というデコボコを登って降りて、加須良に到着。林の向こうから、瀬音が聞こえます。支度を整えて、林を突っ切って、初めて見た加須良川の流れは  ? ? ? なんじゃ?こりゃ?

   

        入渓地点であきらめた                  淵は影程度に残っている           しばらく行くと採石場か?と思う景色

 

でも、せっかく来たのだからと、竿を出す事にしました。よく見ると、新しい足跡がいくつもあります。でも、釣師の足跡ではないようで、フェルト底ではなく、マリンブーツのような感じの足跡がちょっと変。ワキのワキで15p程度のイワナを1匹釣りました。それで、もう少し行く気になり、しばらく行くと荒涼とした風景が。(画像右)そしてなんと焚き火の跡が2つ。まだ煙が立ち上っています。事務局長の他に車は無かったし、人がいるという形跡も無かった。不気味。その場所に行ってみて、また足跡が。ここれって、山トドの仕業? 山トドとは、ウエットスーツに身を固めて、魚を突きまくる極悪人の名称。たぶんそうだ。早朝か、夜半に来ていたに違いない。それで焚き火していたんだろう。すっかり気力失せて、ヘナヘナとなる事務局長。すぐに撤退。まー、こんなに荒れてしまった川では、もうダメだろうが、それにしても山トドは、許せぬ。林道を戻り、もうすぐダムだ、というところで、怪しげな小屋がありまして、いかにも極悪人という車が3台。その横のロープにウエットスーツが干してありました。やっぱり、山トドやったんだ。畜生め。

 

 これで加須良川も終わり。すでに時刻は午前11時に近い。次は、双子のパパ氏に教えてもらったK谷に行くことにしました。パパさんの話では、6月頃にその谷の堰堤に尺岩魚が泳いでいたとの事。しかし、ここも7月大出水で、ガラリと風景が変わってしまい、なおかつ雨降らずの渇水でお情け程度の水量でした。入渓してすぐに反応あり。ドライの下までは来ますが、イマイチ乗り気ではないみたい。そこでウエットにしました。リードフライは#8のピーコッククイーンで、ドロッパーは#8のリリーメイ。仕掛けを作って10分後。先程のイワナはリードフライをくわえてブラブラする姿に。してやったり。アップで明るい瀬を流したら、予想に反してアマゴが釣れました。アマゴもいるんだ。落ち込みの中では、イワナとちゃんと別々に釣れるのが、おかしい。サイズは17p〜21p程度の平均サイズ。飽きないほどに釣れて、久しぶりに満足です。谷の両側がえぐられていて、木が流されたのでしょうか、木陰無くて、大変暑いです。腕も焼けて熱々です。しばらくすると堰堤が見えました。堰堤の手前はちょっとしたゴルジュで、いまにも落ちそうな岩とかがあって、ビビりました。堰堤の手前で23pのイワナを釣り、お目当ての堰堤のプールはというと、埋まってしまい猫の額ほどの大きさになっていました。落ち込む水にリードフライを投げ入れて、ぐっと沈めてリトリーブすると、コンとアタリ。ちょっと抵抗するが、猫の額ほどの大きさでは、すぐに降参、上がってきたのは、適当に計測して、28pのイワナ。もう少し大きかったか?まー、どうでもいいや。ウエットで思惑通りに釣れたことが満足。ここで時刻を見ると、午後1時半になってました。お腹も空いたので車に戻り昼食とします。缶ビールで一人乾杯。うーん、しあわせだ。このしあわせは分けてあげないとなぁ。と会社の釣りキチにメール。坪ピヨにメールと、大きなお世話メールを送信。

 さて、続きやろう。山の中を歩いて、堰堤に到着。堰堤を乗り越えて再度入渓。また同じようにイワナが釣れて、しあわせは続くのです。ちょっと行くと、左右に分かれていて、右の谷を上がるとまた堰堤。今度は子猫の額ほどの堰堤落ち込みプールで26pのイワナ。こいつはエラが欠けていたよ。尾はピンピンだったけど。戻って、左の本谷へ。落差が出てきて、大石の段々となり、いかにもという場所だったけど、反応無かった。こっちにも堰堤があり、これが高い。その落ち込みのプールは多少大きく、といっても先程のネコと比べるとワンコ程度。ここでも26pを1匹。これは粘って釣りました。底に向かって反転する流れに乗せるのが苦労しました。この堰堤を越えるのはちよっと軟弱者にとっては厳しいので、ここでリタイヤ。時刻は午後3時になっていました。何だかんだと言って、ウエットで13匹は、珍しいね。

 次は大白川へ移動。本当に久しぶりに奥へ来た。昔は何度も来たことがありました。しかし、間名古谷の大壊滅を見て、あぜん。

 白山が見えるまで行き、プーと徹夜麻雀したあとに、あの頂上まで登ったなぁ。若かった。とシミジミ。アワラ谷へ行こうかとも思ったけど、なんか川原をダンプが走っていたのでやめました。

 では、イブニングは石徹白か、バクチで長良川本流、オマン桜で、尺アマゴか?と思い、とりあえずオマン桜へ。しかし若いのが数名、水に入って遊んでいたのであきらめて、石徹白へ移動。福井へのトンネルまで行き、そこから下って日没から釣り上がり、大淵でクライマックス?という算段でしたが、平日で、河川工事バンバン。泥濁り。砂流入。午後5時過ぎれば現場は終わると思い、ロッドの変更やらフライの変更などして時間潰します。午後6時に再度見ると、幾分濁りも取れてきたが、なにせ渇水で水量もないので、淵の濁りは、なかなか取れません。そのうちに、ポツポツと雨が降ってきて、それがザーとなり、ゴロゴロいいだして、まー、終了となってしまいました。

 でもいいや、今日は双子のパパ氏のおかげで、しあわせになれました。ありがとう。と、ニタニタしながら帰路に就きまして、クラブトンなんか聞きながら、走っていると、突然MDが、ブリブリといいだし、まもなく、デイスプレイに「MDエラー」の表示。何度やっても一緒。レンズが汚れているのかも? と、まだやっていた大和町のフジヤホームセンターで、クリーニングMD1650円を購入し、クリーニングしますが、「MDエラー」の表示。あぁ、死んじゃった。オイラのしあわせって、何かを犠牲にしないと成り立たないのでしょうか? それはあんまりだがねー。