2002/09/30

 最終日は正しくボース / 事務局長

 

9月30日(月) 今日はシーズン最終日です。まー、ズル休みだけど、当然、あやつは釣りに行ったにちがいないとバレバレ。だから、別に隠し事はしないよ。いやー、体調悪くってね。とか、親類に不幸があってね。とか言い訳して、後でバレるよりは、最終日だから釣りに行く。と言った方が、さっぱりしていていいね。月末のそれも月曜日だというのが、ちょっと、悪い気もするけど、俺の人生だからね。どーせ、いつかは、死ぬんだし、行くこともできなくなるような、突然の事も、人生だから起こる可能性もあるからね。っと、まっとうな事を言っている様に聞こえるけど、会社行くよりは楽しい、というだけだよなー。

 今日は、オヤジ君と行くことにしたよ。オヤジ君は事務局長の師匠であるが、ここ数年は、歳のせいか渓流から足が遠のき老いも感じられる。あと、何回、親子で渓を歩くことが出来るのだろう。と、思うと少し切ない気持ちになる。こやつが死んでから、こやつと釣った川や場所に行くと、思い出すかもしれんなぁ。そういうオヤジ君も、オヤジ君の父親と釣った記憶があり、我は三代続く、釣り好きで、貧乏人なのだ。

 

 シーズン最終日は、何処へ行っても人だらけだろうということで、アヒルX谷へ行くことにしました。アヒルX谷はオヤジ君の実家の近くにあります。坪ピヨなどが行くのは、アヒルX谷でも、中間部分で、下流部分へのアクセスは、なかなかしんどい。というのは下流部分は岩盤帯でちょっとした渓谷なんですわ。その下流部分から、中間部分まで釣ると半日コースです。そして帰りは一山越えて、本流へ戻らなくてはならないので、これまた大変。だから、実家に車を置いて、帰りは叔父に迎えに来てもらうというのが、毎度のパターンなんで、今回も午前8時に実家に車を置いて迎えに来てもらう事にしました。

 この谷は春先は調子いいんだけど、夏からこっちは、あまり良くない谷です。事務局長は3年くらい来ていないから、ちょっとワクワク。入ってみてビックリ。昔の面影はない。新しい淵が出来ていたり淵が埋まっていたりしていました。オヤジ君が、「これが丸淵の頭の石だ」と、竿で差す。50年前に、ここには大きな淵があったという。伊勢湾台風で、丸淵は埋まったらしい。でも、7月大出水で、その丸淵の頭の石が少し出てきたみたいだ。その丸淵の頭の大石に、夕暮れ時、祖父とオヤジ君が、並んで座って岩魚釣りをしたという。当時は、山村の暮らしはとても貧しく、また寝るヒマもないくらいに忙しく、釣りをしていると、他人様から、「サボっている」とか、「楽している」とかいわれたらしい。また祖母が、強い人で、祖父は釣り好きだったけど、なかなか釣りをする機会もなかったらしい。そんな生活の中で、祖母の目を盗んで、祖父とオヤジ君は、内緒で、ここに来て釣りをしたという事だ。当時オヤジ君10歳。その丸淵の頭の大石を、今、事務局長が見ている。そこにはもう淵はなくて、へんてつもない石が川原に出ているだけだけど、なんとなくその場の情景が浮かぶよ。川は変わってしまったけどな。

 

 さて、肝心の釣りの方はというと、渋い。渋すぎる。滝をいくつも超えて、ドンドン進むが、アタリも無い。オヤジ君はテンカラ、事務局長は、ドライやら、ウエットやら、やるが、チョコンともアタリもないし、ライズもない。まー、機動力・攻撃力抜群のテンカラが、不調なんだから、FFの出る幕もないわね。随分進んで、もうすぐ出渓地点も近いという頃に、オヤジ君がアマゴを釣った。20pくらいのやつ。落ち込みにテンカラを沈めて、随分待ってというか、場所を移動しようとそのままにしていたらしい。そしたら、食べていた。という、シーズン初期の、餌釣りのような感じ。そして

        

上がってきたアマゴはこれまた、シーズン初期のような、黒くさサビたアマゴでありました。うーん、こんなに活性が低いのかい? こりゃ、餌釣りでシーズン初期の釣り方でもしないと、ダメかいな? しかし、オヤジ君はオモリを持っていないし、ミミズも持っていない。事務局長もニンフ持っていないし、ショットも無い。まぁ、釣りなんて所詮遊びだから、どーしても釣らなくてはならないという事もないしね。漁師じゃないし、釣らないと明日のご飯が食べれないと言うこともないから、べつにいいや。

 事務局長は、すでにあきらめ。早々と林道に上がってしまう。橋からオヤジ君を見ているが、オヤジ君は、段々熱が入ってきて、ピョンピョン跳んでテンカラを打っていく。楽しそうだ。しかし、まったく釣れない。小さいのも出ない。チビスケもいるはずだから、出てもいいんだけどねぇ。オヤジ君を見ながら、事務局長は思う。年々、一緒に釣る機会が無くなってきているのが、寂しいなぁ。もっと、一緒に釣りたい。と、

 

 午後1時に終了。叔父に迎えに来てもらう。叔父いわく、「釣れなかったから、えろー、早い、お迎えじゃな」 と言うが、その通り。軽トラックの助手席にオヤジ君が乗り、荷台に事務局長。オープンカーもいいもんだ。

 

 帰りは、実家の野菜畑から、勝手に野菜を盗んで、帰りました。ピーマンと、トマトがとても旨かった。山の中で作る野菜はうまいな。ピーマンそんなに好きじゃないが、おいしいわい。

 

あぁ、今年も終わった。アヒル倶楽部だから、釣れなかったけど、仲間と遊べて、楽しいシーズンだったなぁ。来年も、こうありたいよ。