2003/0601

 

一投入魂の道場へ

 

6月1() 坪さんに誘われて、ACFC-Y師匠の一門の道場という場所へ行く。GWに坪さんはY師匠に連れていってもらい、ひそかに虜になっているらしい。

 まー、どこでもいいです。殿様で連れてってもらえるなら・・・。坪さんにお任せします。と、事務局長。そーしたら、同日午前7時にお迎えが来た。いそいそと荷物を積んで出発。途中、偏光グラスを忘れたことに気づいたけど、まーいいや。

 天気予報では午後から快晴になると言っていたが、まだシトシト雨が降っている。150mmも降るようなことを言っていたけど、結局60mmくらいしか降らなかったようだ。ラッキー。

 林道を坪さんのエスクードはゴンゴン走る。ひどい道だ。とても普通の車では入れないな。地上高がものを言う。ドカン、ドカンと跳ねて、お尻が痛くなった頃に、到着。下流部は入ったことがあるがここは初めてだ。もう少し大きいかな?と思っていたけど、まー、渇水で水が少ないというのもあるけど、お手頃サイズの渓流だった。

 支度をしていると林道を餌釣師が歩いてきた。どうも先行されたようだ。しばらく話す。「フライはひっかかって難しいだろう・・」と言うが、この程度の渓流はイージーです。と口まで出たけど、「そーですねー」と言いつつ、支度。この方は、小さいのが数匹釣れた。と言っていた。

 餌釣師が入ったところより少し下流で入渓。しばらくはかんばしくなかったが、天気が良くなってくると反応が良くなり、立て続けに3匹釣れたりしたが、サイズは15pから22pくらいのイワナであった。林道が川と平行するところで、先程の釣師が見ていた。その目の前で坪さんがヒットさせて、「ほー、フライでも釣れるのか・・」と言わせたところが、ちょっとくすぐるものがあった。

 調子出てきた所で、先程の釣師が入ったと思われる場所になった。時々小さいのしか出なくなったので、事務局長はウエットにした。25p程度のイワナを2匹、失敗しガックリ。毎回、失敗は無しで行こう。と思ってやるのだが、どうも入魂がイマイチなんで、ヒットはするが、バレてしまう。それでも時々出てくる魚に誘われて、人がやった2番川を釣り上がって、お昼になった。

 一度、車に戻って昼食。缶ビールはうまい。とても、うまい。くどいが、うまい。うまい。うまい。天気も予報通り晴れてきて、ブナ林を渡ってくる風が心地よい。

 

 午後は、林道をさらに下って坪さんも初めてのエリアへ。時々現れる淵には、魚の気配が感じられる。なんか怪しいと思った淵へロングキャスト。5回目のドリフトでチンピラサイズではないような感じでフライが消えた。アワセをしたけど空振り。そんなに早く合わせていなかったけど・・。もう一度出るわけないよな。と思いつつ投げ直したら、出てしまった。しかし、また、空振り。もらった。と思ったけど・・・。坪さんも、デカイのが出たのか、出る体勢を取ったのかしらないが、どーたら、コータラ言っていた。

 今日、坪さんは午後7時よりヤボ用があるので、午後4時までしか釣れない。あと1時間くらいだ。もう1度場所替えをしてさらに下流へ行くというのはできないから、途中の谷に入渓する事にした。2人で交互に釣り3匹くらい釣って滝が現れた。簡単に巻けるが、もう時間切れ。車まで戻る途中にウドを見つけたので3本頂きました。

 湧き水でウドを洗い、ウェーダーを脱いでベストを片づける。「いやいや、今日は型は小さいけど10匹くらい釣れて楽しかった・・」とお互い、「よかった、よかった」を連発し、道場をあとにする。時間に余裕もあるので、タラタラと林道を進んでいると、ドーンと道のど真ん中にでかい石が2つ落ちている。朝、来るときには無かった。1つはキャンプのテーブルくらいでこいつは真ん中に鎮座している。もう1つは林道の端っこに。その間はジムニーなら通れるかな?と思うくらいしか空いていない。坪さんが強引に突っ込んで、タイヤをスリながら無理矢理通り抜けようとする。彼は真ん中のテーブル石をギリギリに進入するが、谷側の助手席の事務局長から見れば、後輪は路肩から出ている。雨降りあとの路肩は・・・・。あいやー。おそろしや・・。もし、ズリッといったら・・・・。しかし、端っこの岩をなんとかズルズルと押し抜けて、何とか前輪はクリアー。半分路肩から出ている後輪に、南無阿弥陀仏と念仏を唱えて、脱出完了。あーこわかった。

 国道に出て、「林道をなめちゃいかんねー・・」と、笑い話に。それにしても、まだ、山中にはエスクードより大きい車もいたから彼らはどーするのだろう・・。

 しばらく、あんな時はどーしたらいいんだろう?と言いつつ帰路についていたが・・・・

突然、坪さんが「あっ・・・・・」と叫び、停止。何なんだ?聞けば、ウドを採って湧き水で洗ったときに、そこにロッド一式置いてきたというではないか???????。

 なんとまー、アヒル倶楽部なんだろー。午後7時には帰宅しなくてはならないのに、それにも増して、あの林道のあの落石・・・。しかし、そのまま放置する事も出来ず、Uターン開始。時間がないので、ラリーのごとく突っ走る。そして問題の落石現場。脱出できたから通れるハズなんだけど、進入角度が違うので、今度は抜けられない。端っこの大石をなんとか谷へ落とさないと、どーしても通れない。2人がかりで「エイヤッ」と渾身の力を込めるが、動くのは3p程度・・・。棒でもあれば、テコで動かせるが、そんなラッキーなモノは無いし・・・。事務局長が、エスクードの前輪で押すという案を出して、グイグイやると、なんとか落ちた。これで、テーブル大石にタイヤを擦りながらなんとか、通り抜け完了。またラリーのごとくクネクネ林道を突っ走る。途中、帰っていく車3台とすれ違う。「彼らも、びっくりするだろう・・しかし、なんとか通れるようにした我々の努力を、彼らが知らないのは、なんか寂しい・・・」と自分たちの功績が、あの現場に無いことが、妙に腹立たしいアヒル倶楽部でありました。

 ロッドは無事に回収できて、また猛スピードで林道を突っ走る。今度はスイスイと通り抜けて、なんとか午後7時までに帰ることが出来ました。やれやれ。