2003/06/22

 

伸チャのサツキマス放浪記

 

6月22日() 昨年、山本鱒師にサツキマスを釣らせてもらい虜になってしまった山田伸チャ。超極貧果の小物王なれど、夢と希望だけは大物釣師・・・。

昨年度のマスは釣らせてもらった。今年ははじめから終わりまで、一人で立ち向かい、我が手で抱きしめんと欲す。そのことを思うと、仕事中も上の空・・・。夜も眠れず・・・。

 かくして、午前3時。ガバッと目が覚めた山田伸チャ。とりあえず冷蔵庫へと行く。前日より用意した大量の氷。出来ているかな? そうなのよ。伸チャはすでに自分にマスが釣れることを前提として、クーラーボックスに入れる氷を生産していたのだ。

 マスが釣れたときのために色々と支度に手間取り、昨年釣った亀尾島川の田口堰堤へと走る。午前4時半。一年で一番夜明けが早いこの時期。すでに釣師でいっぱい。7台の車を見て、すでに凹む。それと金曜日に降った雨の影響で、かなり水量が多い。つまり、餌釣りで狙うポイントも少なくなっている。困った・・。そーだ、吉田川へ行こう。神谷堰堤だ。と、Uターン。せせらぎ街道を神谷へと向かうが、どうしたわけか、通り過ぎてしまう。気がついたら、磨墨の里だった。行き過ぎた・・・と思ったけど、とりあえず準備運動のつもりで、気良川の合流点に立つ。水量ゴーゴー。細仕掛け、軽オモリを信条とする、伸チャにとって、この流れは、餌を打ち込む、バビューンと水面をミミズが流れて終わり・・・・。これの繰り返し・・。当然、何も釣れず。場所替えだ。もっと上流も見に行くが、やっぱり水が多いのと、アユ釣師が来ていて、緩い流れは占領されている。明方とうふが目に付いたので2買う。1つはライバルの坪さんにプレゼントだ。

 さて、準備運動?も終わったので、神谷堰堤へと移動する。今度は通り過ぎずに到達できたが、昨年駐車できた広場はロープが引っ張ってあり入れない。横の祠に車を止める。神谷堰堤は巨大堰堤。水しぶきがスゴイ。堰堤下のプールの帯堤防を渡って魚道のある方へも行けるが、そんなもん、危なくてというか、命知らずでも、渡らないという水量。流されれば吉田川きってのゴルジュ帯の天竜峡だ。いくら、不死身の伸チャでもただではすまない。ここでも、振り込む、バビューンと流れて、終わり。釣りになるようなポイントが無い。ふと魚道の方を見ると、一カ所だけなんとか、釣りになるような場所がある。あそこへ行こう・・。車に乗り込んで橋を渡り、魚道へと向かうが、その間に1台車がやってきて、タッチの差で、先行者。あぁー・・・。くやしいから、先行者の釣りを見ていたら、すぐに25pくらいのアマゴを釣った・・・。あれは、オレの魚だったのに・・・・。クーラーボックスには大量の氷が・・・。ガックリ来て、ここで午前10時半。

 もう一度、亀尾島川の田口堰堤へ移動する。早朝にいた釣り人達は誰もいない。シメシメ。と降りていく山田伸チャ。釣れないから皆帰ったのであろうということは、思いつかない。昨年の感動を今・・・。しかし、田口堰堤もゴーゴーの流れで、堰堤から落ち込む水のしぶきで、メガネも何も見えたモンじゃないし、カッパ着ていないとずぶ濡れだ。午後1時まで粘るが、何も釣れず・・。

 クーラーボックスの氷も溶け始めた。ふと思う。タラガ谷を越えれば、ホームグランドの板取川だ。そーだ、板取川へ行こう。しかしホームグランドの板取川も、ゴーゴー。板取紡績のちょっと下流のぶっつけのグルグル淵に、弱ったミミズちゃんを入れるけど、当然、何も釣れず。午後2時に撤収とあいなりました。

 

上記、レポは伸チャ本人に、虎兎会釣り倶楽部本部にて、事務局長がインタビューをして作成したモノです。もちろん、すべて事実であります。そして事務局長から、今年のサツキマスの遡上についての講義を受ける。今年は遡上量が少ない。第1陣は型が大きい。量が少なく、第2陣、3陣があまり支流に入っていない。第1陣が増水前に白鳥の越佐付近で止まっていた。越佐は鱒釣り銀座らしい・・ウンヌンと聞かされて、さらに落胆していました。

 

山田伸チャ、今年はおとなしい・・と思っていたけど、このマス放浪記の他にも、6回ほど板取川へ行っているらしい。最近の話では、何度も場所を変えて、やっと3匹のアマゴを釣った伸チャ。下流には大阪から来たという夫婦が竿を出している。「釣れますか」 「釣れません」と言うので、わざわざ大阪から、我がホームグランド板取川へ来てもらったのに、スマン事です。と、伸チャは3匹のアマゴを進呈したそうです。どーせ3匹なんて持って帰っても、せめて5匹くらいあれば、家族分になるのになぁ・・と、もう一度振り込んだら、1匹、さらに振り込んだら1匹、うそー、と思い振り込んだら1匹と、その後、立て続けに3匹釣ってしまった。先程の進呈した3匹とあわせると6匹だぁ・・。家族分あるぞ。でも今更返して下さいとも言えず、また3匹のアマゴが手元に残ってしまった。3匹、持って帰っても・・と、どうどう巡り。そしてやっぱり大阪からはるばる我がホームグランドに来た夫婦に進呈して、複雑な気持ちで帰った山田伸チャでした。