2003/08/03

 

人の不幸は密の味・・?

 

8月3日() 今年の解禁の時に、岐阜のクリフさんに、「今年は高原川を案内してね」って頼んだ事務局長。長年フライやっているけど、高原川ってあんまり縁がない。で、いい人のクリフさんは毎度高原へ行くときは、ちゃんと、「ご一緒にどーですか?」って誘って下さる。ありがたーいお人。でも、なかなかご一緒できる機会もなかったけど、前日、尺を釣って、ご満悦の事務局長。本当は、午前中に予定があったけど、この昨日の勢いで高原川で尺イワナと尺ヤマメを連発・・・ってマジメに思ってしまい「連れてって」 事務局長の1ヶ月以上にわたる精神的ひずみはもはや、大地震を引き起こすだけのエネルギーを蓄積している。表面上はおだやかであるが、内部はすでに摩擦でマグマも発生している。たぷんACFC−Y師匠も同じであろうが、事務局長とは規模が違うでしょう。話はそれたけど、美並村で午前3時半に待ち合わせ。クリフさんの高速バスに乗り込んで、いざ高原川。そして、オイラは昨日に続いてマグニチュード尺を引き起こす段取りだぁ。昨日のは予震だぜ・・・・ クリフさんの情報によると、宝山荘HPでみるかぎり、なんかよさそうな雰囲気らしい。でも、クリフさんは午後6時に帰宅予定なので昼までが勝負。OK。ウエットでバリバリ攻めるぜ。

 

 クリフ高速バスは順調に進んで6時チョイ過ぎに高原川へ到着。気温約19度。水温15度。水ちょっと多い・・。下流の笹島あたりというところへ入ります。・・・・? 石がヌルヌル・とても滑る。

こっ、これは気を付けないと・・。と思って5分後・・。何故、その石に立ったのか今でもわからないが、早い話、水中から少し顔を出していた石に乗っかり、見事にすべった。体勢を立て直そうともがいたあげくの転倒は、まず、その石で尾てい骨をイヤというほど強打して、そのままバックドロップ的に水中へ・・・。ひさしぶりに水中を見たし、水の中の音も聞いた・・。すぐに起きあがるが時すでに遅し・・・。ウエーダーはベルトしていたのでオシリの部分が濡れただけだが、上半身はすぶぬれ。今日は、デジタル・ビデオとデジカメを持っている。あわや・・と思ったけど、コンビニの袋に入れていてあったので、何とか濡れずに済んだ。

 とりあえず岸に上がり、ベストの中身を出して、ベストを絞る。メッシュベストでよかった。シャツも脱いで絞って再度着た。これが気持ち悪い。ここ数年、水没したこともなかったので、着替えも持っていないというか、水没するわけもないと自信たっぷりだったので、持っていない。まー、天気がいいからそのうち乾くでしょう・・。ってクリフさんに言いながら、釣り続行。

 なんか良い感じなんだけど、全然反応無い。大石にからめてウエットをドリフトすると、出てくるイワナもいるけど、ヒットはせず。そのうちに監視員が現れて、また苦労して向こう岸まで渡る。

「水没して日釣り券がポケットの中でグシャグシャだけど、見ますか?」と言うと、監視員のじーさんは、「そんな可哀想なお人の券は、見たくない」って言った。そして釣れない・・と言うと、全国監視員お決まりの文句・・「魚はいるんだけどねー」を言いながら帰っていきました。

 

 見込み無いので場所替え。宝山荘の裏とかもっと上流へ行ったけど、水が多くてとても川通しが出来そうにない。午前8時になるとこの夏一番の大快晴。穂高もきれい・・。登山客がすごい。クリフさんと、あちこちうろついて、双六川っていうのに到着。双六ダムの下流に入ります。ここもメチャクチャ水がきれい・・。ほれぼれするような川でした。入ってしばらくはヤマメの稚魚がいっぱいいたけど、ミッジ食べていました。でもいい型の魚の姿はありません。事務局長がウグイでも釣れそうなポイントにウエットを沈めておいたら、やっと20pくらいの岩魚が出ましたけど、アタリがわからなかった。春先の低水温を釣っているような感じ。対岸のクリフさんにヒット。彼もやはりウグイでもつれそうな流れのないポイントにドライをしばらく浮かべていたら、下からフラフラとしやってきたとの事で、なんか時間が悪いのか、ナンなのか、結果としては、まー、釣れそうにないっていうヤツですか?なんでだろー。

 場所替えで双六ダムの上流へ行きました。すっごくいい渓相です。ダイナミックで男性的。大きな白い花崗岩の間を清冽な水が流れていきます。なんか釣れそう・・って思ったのも、しばらくやってみて、こりゃだめだ・・・ってなっちゃった。反応がない・・。時間が悪いんだろう。と、言うか、本日、なんか山全体が静かです。鳥のさえずりも全然ないし、セミも鳴いていない。地面を見てもアリとか陸生昆虫の動きが余り無い・・。海釣りでいう長潮のような感じを受ける。

 イブがいいんだろう・・でも、午後2時には撤退だから・・。この状況でもベストは尽くさないと・・。と張り切る事務局長。と、いうか、早く濡れた服を乾かしたいだけ・・・。

 尾てい骨はだんだん痛くなり上り下りが苦痛だけど、今更しょうがない・・。しょうがないのはこの状況。うーん・・・腹減った・・・。お昼にゃちょっと早いけど、クリフさんと車に戻りコンビニ弁当。本日、気合い入っている事務局長は缶ビール買うのも忘れている・・・。

 

昼ご飯を食べて、「さーどうしましょう?」これは谷ですか?っていうところですけど、2人とも期待が大きかった分、なえてしまい、何となく、帰りましょうか?っていう感じになり、そのまませせらぎ街道へ。途中、川上川とか見たけど、何かトッピーカンの日中、釣れそうになくて、まー、帰りますか?ってんで美並村の道の駅で別れました。

 

事務局長の尾てい骨のその後は、猛烈に痛み、帰りの運転は涙チョチョ切れだけど、これが、渋滞で時間がかかり、自宅に到着したときは、疲労困憊。そして翌日からの1週間は仕事が激務で、ヘロヘロ。床に落ちた物も拾えないほど痛かった。

そしてこれをカキコしている10日後にいたっても、まだ傷む。車の運転はきついので、どこへも出かけれないお盆休みとなってしまった。やっぱり、渓流はなめちゃいかんねー。反省してます

 

アヒル倶楽部の連中に話すと、ゲラゲラ笑うし、人の不幸は密の味・・・と思うので、多少、痛みが和らいで、精神的にも安定するまで、世に出さないでいました。