2003/09/30  

涙の森茂川 

 

9月30(火)  アルツ石川がプロデュースする最終釣行。お供をするのは事務局長。あなたの好きなところへお供しましょう・・・。というと、「森茂川へ行く」とおっしゃる。あぁ、森茂かぁ。

いいねぇ。って事務局長。ちーとばかり遠いが(アヒル一族にしたらの話。うちらにしたら高原や利賀は天竺にお経を頂に行く三蔵法師の心境なのよ) 川が良いね。林道からすぐ降りれるし、勾配もゆるいし・・森もいい。森茂いいというわけだよ。でも行き着くまでの林道峠越えがガタガタだから、アルツのレガシーだよ。というと、しぶしぶOK。

「午前3時に、そっちへ行くわぁ〜」ってアルツ石川様はおっしゃった。えぇー?3時?と思ったけど、アルツ石川が3時に来るわけはない。どーせ6時だろう。って思い、「それでいいや」

 

さて、森茂で何しよう。御母衣ダム直結だから、運が良ければデカイのか釣れる。当然ウエットの事務局長。小さい場所は無視して大場所の大型が休む所を狙おう。フライは6番、8番でいいかな?渇水気味の淵のヒラキにユラユラ・フラフラのウエットフライかな?ってとりあえず、事務局長も好きなクイーン・オブ・ウオーターズを作る。ボディ−ハックルはユラユラを意識して、バトリッジにしたら、スペイフライみたいになっちゃった。なんかいいねぇ・・と、ニタニタする。バックウオーターまで降りよう・・。ヒラキの前の大石から白い魚体がこれを、アムッってくわえるのじゃ・・。ふふふ、ははは、わっはは。うしし、と言いつつタイイングするが5つ作って、イヤになった。時計を見たらすでに11時半だった。それから釣りの支度。最終日なのにリーダーも新品に取り替え、ドロッパーも付けた。忘れ物の点検をし、昼飯の高鷲ケーチャンやら富士宮焼きそばやらの支度をして、床についたのは午前0時を過ぎていた。3時に来るわけはないと思い、目覚ましのセットはとりやめた。どーせ6時だろう。早くて5時だ。

 

ところが午前3時に携帯が鳴った。熟睡していた事務局長は、いったい何事なんた?って寝ぼける。「今、家の前にいるで出てこい」ってアルツ石川。本当に来たのか?気合い入っているんだ。慌てて着替えて降りていく。荷物を積み終わると、アルツ石川は助手席へ移動する。どーいう事だ?「オレは寝ていない。お前は寝ているから運転だ。車を出すとは言ったが運転するとは言っていない」というような事を遠回しに言う。しかたないので運転をした。すぐに寝てしまうと思ったアルツ石川は、ずーと喋りっぱなし・・・。どうもちゃんと寝ていたらしい。

まぁ、いいや。森茂が待っている。昨夜のイメージが頭にこびり付いている事務局長がアルツのレガシーをぶっとばす。ぶっ飛ばしても森茂は遠い。小鳥川を下って、森茂林道へはいるが、林道の入り口を間違えて、片野川へ行ってしまうが、何年も森茂に来ていないから、ずいぶん片野へ入り込んでから、「ここ違うんじゃなんの?」って気づいて戻る。片野は昔ボサの川だったけど、土石流が出たのかひどく荒れていた。

森茂林道に入って峠を越えて森茂へ。途中の谷や沢は、これまた土石流で抜けていてひどい有様だった。昔の部落付近に来たら、林道は崩壊していてその先へはいけれなかった。ここからバックウオーターまでは少なく見積もっても3kmはあるよなぁ・・。それにここまで来る間に見た、谷の荒れようからすれば、本流はたぶん埋まっているだろう・・・。「森茂は終わった・・・」

林道を引き返す。来る途中に、「他の車、行っていないぞ。オレ達が一番乗りだぁ・・」って喜んだ道は無言の道となった。

さて、どうしよう・・。来る途中の庄川はすでにお客さんでいっぱいだったよ。最近のアヒル倶楽部のお気に入り、長良川の上流はどーでしょうか?とアルツ石川にたずねると、「何処でもいいから1匹釣りたい・・」と切なる願いらしい。しかし、入渓点に到着したら、「ここから歩くの?」っておっしやる。杉林を抜けて、少しボサを漕いていくと出れるよ。って言うが、「車からすぐで、ちゃんと道がついているところじゃないとダメ」っていうから、第2入渓点に行く。ここはちゃんと車から降りたら川まで道がついていて、アルツ石川は喜んでいた。そして初めて見る長良川本流上流部はアルツ石川の理想とする渓相だったのでこれまた2重に喜んでいた。しかし、喜びもつかの間、いざ川に降りてみたら、新しい足跡が・・それでも釣っていくと、餌釣りさんが2名。だめだこりゃ。

 

じゃぁ、何とかして1匹ね。ってアヒルX谷上段の部へ。ここで、事務局長、本当は森茂でデカイヤツの口元を飾るはずだったクイーン・オブ・ウォーターズで18p程度のイワナを釣る。本日朝冷え込み六厩で4度だった。水も冷たく魚はヒラキの底石に入っていて動かないみたい。当然、アルツ石川のドライには反応はない。と、いっても巻き返しやら落ち込みのメガネとか夏のポイントを釣っているというのもあるけどね。ふと、振り返ると、嫌そうな顔をしているアルツ石川。堰堤越えも多々あるので可哀想になって半分の距離で脱出にした。

 

午前3時に出発して、6時に森茂に到着。そしてさまよい、やっと竿を出して1匹釣ったらお昼だった。激ハラヘリなんで、お昼にする。やっぱり富士宮焼きそばはうまいぞ。帰りに事務局で買っていくというアルツ石川君。

 

午後から坪さんが行ったという庄川の谷へ行く。が、渇水で初夏の1/3の水量。それに車が5台。出て行く車が2台。まー、せっかく来たからやってみよう。アルツ石川はここは初めての川。まー、覚えていないから毎年、どこも初めての川になるから、あんたは毎年、新鮮でいいねぇ。

入った所が良かったのか、アルツ石川に23pのアマゴがヒット。実寸18p。喜んで50メートル行くがその後さっぱり。彼は枝谷に入っていった。事務局長は底をするウエットに難儀するが20p程度の黒いイワナを2匹。車に戻ってみたらアルツが寝ていた。谷は15bやって終わったらしい。

今シーズンの最終イブは?って聞くと、吉田川の坂本だわさ。って答える。釣行記を見ればわかるけど、今年、マトモに釣ったのは9月15日のみなんだって。それで吉田川へ移動することにした。秋の夕暮れは早い。日に日に早くなる。午後4時だから急がないと・・・。寺河戸まわりなら近いと思ったけど、通れなかったらおしまいだ・・ってアルツが言うので高速で八幡へ。しかし、せせらぎ街道で、のたーり、ゆらーり・・という車が先行してしまい、坂本に到着したのは午後5時を過ぎていた。アルツ石川のお気に入りは、料金所の下の堰堤と思っていたが、タコヤキ屋の前の堰堤だった。誰もいないと思っていたけど、若いフライのニーチャンがアルツ石川のポイントで今、まさにイワナを釣ったところだった。よく見るとライズしているようだ。あっというまに暗くなるから、時間との勝負だぁ・・。ドライフライのアルツ石川はニーチャンの上に入った。事務局長は少し下ってその付近で一番大きな淵のヒラキへ。くどいようだが森茂で尺ヤマメをヒットさせるはずだったクイーン・オブ・ウォーターズを、ゆっくりとクロスさせて、2匹のイワナを釣る。20p程度。2匹目を釣ったらフレックスライトが必要になった。

アルツ石川の所へ戻り、「堰堤プールの中でも釣れるのか?」と聞くと、「釣れる」って答えるが、堰堤の帯提に上がれないからやめた。あいつ、どうやってあがったのか?プールの中には大きいのがいるんだけどねー。

すっかり、暗くなった。事務局長がウエットで2匹釣ったのを知ったアルツ石川は、「やっぱりウエットだよなぁ・・暗くなっても使えるし・・、オレも来年ウエットやろう」って言ったけど、毎年、彼の最終日につきあって、毎年、ウエットで釣って見せてやっても、これまた毎年最終日に、上記のセリフを吐くんだよねー。

 

あー、今年も終わってしまった・・。帰りは毎年のお決まりの、「年々釣れなくなるなぁ・・」というお話。どこかにアルツ石川でも釣れるポイパク・リバーはないでしょうか?ポイっと投げると、パクって出る川なんだけど・・。当然、車から5分で、川まで径がついているところですけど・・。