2004/07/19

 

ガイドデビュー  by 坪さん 

 

7月19日() 行きつけのべべドールという無国籍居酒屋のマスターと木曽の王滝方面へ出かけた。
話は2ヶ月ほど前にさかのぼる。

 

「坪さん、一度釣りに連れて行ってほしいんだけど、ルアーでも釣れる?」
「釣れるんじゃない。」
「じゃ、7月19日が月曜の祝日なんで、この日は?」
「いいよー。」

というわけだが、本当は石徹白へ行くはずだったのだ。ところが新潟に大雨をもたらした前線が、翌日は福井方面へ下がったために、白山山系を水源とする石徹白も影響をもろに受けて、300ミリを超える降雨量となってしまった。
アヒル倶楽部事務局長と現地で落ち合って焼肉大会もするはずだったがオジャンになった。
長良川水系では、釣りになりそうな所は無いし、ベベマスに渓流デビューはさせてあげたいし、
それに自分も釣りがしたい。ネットで見てみると木曽川の王滝あたりでは、ほとんど降っていなかった。この時点で決定、行き先は王滝川方面。午前4時出発。ベベマスはどうせ眠る時間がないので麻雀で時間をつぶすとのこと。事務局長は、「遠いし、午前4時の出発はイヤ」ってごねたので、2人で行くことになった。


さて当日、ベベに着くとベベマスは既に荷物を準備して待っていた。そして出発。小牧インターから、中津川へ。国道19号を順調に走って6時半には王滝方面への分岐を曲がった。何しろオイラも来たことがない川だ。今週月曜日にプーと事務局長が釣ったという白川へ行ってみようと地図を確かめながら走っていった。周りは石碑だらけで、なんだか不気味な雰囲気が漂っている。とりあえず降りられそうな場所を見つけた。しばらく上に橋があるのでそこから川から出られるだろう。と、戻って入渓することにした。意外と苦労して川に降り釣り始めた。今日はベベマスの渓流デビューだが、オイラのガイド・デビューでもある。お客様に楽しい釣りをしてもらうために先に行かせ、「そこの石の右上に投げて引っ張ってみて」 とか 「そちらの石の上に立った方が良いよ」 とか指示しながら釣り上がっていく。良いポイントがあると自分が釣りたくなってしまうよ。ルアーマンにはポイントが小さくて少し気の毒な川だったかも知れない。反応がないまま100メートルほど釣り上がったところでベベマスがルアーを交換した。赤の入ったスプーンで良さそうに見えた。「ここから下へ投げて引っ張ってみたら?」 「おッ、いいところに落ちたぞ」と思ってみていると、バシャっと波紋が広がった。ベベマスのロッドがしなっている。あわててネットを準備し寄って行ってすくった。ベベマスが叫んだ

「釣れたー!!」
大きさはせいぜい15センチくらいだが、はじめて渓流で釣った時の感動はオイラにも覚えがある。ちゃんと口にフッキングしていた。ガイドとしてもうれしいものだねー。これでオイラも釣りに入れる。今度は先行して釣り始めた。良さそうな落ち込みで反応があった。うまく掛かってイワナが釣れた。予想に反してヤマトイワナではなかった。局長達はここでは釣っても釣ってもヤマトイワナだったと言っていたが。入った場所も違うのだろうか。ベベマスに見せようと思ったがはるかに下だ。そういえばオイラもフライを始めた頃は釣り上がるのが遅かった事を思い出した。ベベマスがネットに気が付いてそばへやってきた。測ると24pだった。もう一度ゆったりと測っても24p。口を開かせてあごを伸ばしてもやっぱし24p(どこか名店のHPで見たこと有るような表現だな)。でも良かった、渓流デビューさんより大きくて。もう一匹釣ったところで橋へ来てしまった。橋なら上がれると思ったが、それらしい場所がない。仕方なく少し下ってなんとかなりそうな所を見つけ、無理矢理よじ登った。


時刻は9時をすぎていた。歩いて戻ると車の場所は拍子抜けするほどすぐ近くだった。もう少し広い川で投げさせてあげようと、西野川のC&Rへ行ってみたが、石がヌルヌルで10分でいやになった。


王滝川上流の滝越へ行ってみる事にしたが、結構遠い。30分近くかかって着いた。ここもポイントは小さく水量も多くない。ただ水はきれいだし、雰囲気は悪くない。ベベマスもここで良いというので釣り始めた。石のえぐれに沿って流して釣れたが、アマゴだった。ヒレピンのきれいなアマゴだ。次に釣れたのはヤマトイワナだった。やっと来たかという感じ。久しぶりに見るヤマトだった。ベベマスには何の反応もないようだが、本人はボーズ覚悟で来ていたので、あの一匹で十分満足しているとのことだった。そういえばオイラがはじめて渓流魚を釣ったのは禁漁間近だったから、ほぼ5ヶ月はボーズだったんだよね。渓流デビューで最初の一尾を釣るなんて、この幸せ者め。よほどガイドに恵まれたな・・・。雲行きが少しおかしくなってきた。
時刻も11時半だ。明るいうちに帰りたいとベベマスが言っていたので上がることにした。ものすごく腹が減っていた。木曽福島のくるまやでそばを食べ(ベベマスのおごり)駒の湯という温泉につかって帰った。少し渋滞があったが予定通り5時前には到着した。
ベベマスも十分癒されたと言っていた。
さらに味をしめたか、禁漁までには石徹白にも連れて行くことになっている。はい、釣り馬鹿一丁できあがり・・・・。

 

 

アヒル倶楽部事務局コメント

今度、ベベドールに連れて行ってくだせー。当然、おごりで。ハーフ&ハーフでいいよ。