2004/08/08

 

君のため 夏の渓に出でてイワナ釣る その夜アヒル達の目に涙溢るる! 

 

8月8日() 板取川で2度も大物を掛けてはバラし「いってまった いってまった!」の報告だけでは信用出来ない。流木でも引っかけて糸が切れたのさ、とんだ迷人だ、オオカミおじさんだと冷たい視線を浴びる山田。フライ組の釣行にお呼びもかからないが自然の神々と思う存分対話できる単独釣行が好きな山田にとつては好都合である。

 

 午前4時発。目指すは亀尾島川の田口の堰堤。空が白み始めるころ森下釣具店着。財布の中身を見ると1600円しか入っていない。昨夜散財してしまったのだ。もし500円を惜しんで現場徴収なら飯代も無くなる。見つからなければ麦酒も飲めるとの誘惑に駆られるが、今日も山田、スジを通す。サツキを釣ってアヒルに見せびらかしながら飲む方が楽しいと清水の舞台から飛び降りたつもりで日釣り券を買い堰堤に向かう。すでに車1台、先客だ。濁りが入ったすごい水が堰堤からも、魚道からも吹き出していて一面白泡状態。帯堤に上がることはとても無理な様子。下流の百間淵をのぞきにいくと渦巻き。下流は激流だ。帰るわけにもいかず右往左往してから再び田口の堰堤を眺めていると竿を担いだバイクが2台走り去った。上なら水量も少ないのだと気がつき吉田川の磨墨の里より釣り上るが200m程で 1杯めのミミズが無くなったので あきらめ、神谷の堰堤へ向かう。

 来るときに見た車が止まっているだけだ。今年は遡上が少なく釣れたという情報も無いので人気が無いのだろう。早速竿を出すがアタリなし。時折アマゴのでかいやつが流れのスジより顔を見せるだけ。飛沫で寒くなったので向こう側へ。と、帯堤に乗ると濁ってはいるが水に勢いが無い。ひと山越えると、こんなに違うものか。亀尾島の田口堰堤なら、足をすくわれたら大変な事になるのに楽々到着。粘るが15センチのアマゴ2匹にウグイ。先人はアタリもない。もう1人来た。なかなかの腕達者と見る。散々流して嫌になったので彼に譲る。尾張小牧のこの人の話ではまだ(サツキは)あがってないそうだ。田口へ戻ろうと思ったが下の淵が気になるので下りながら白泡に竿出すと根掛かりとチビアマゴの入れ食いだ。淵でも多少サイズが良くなるだけ。諦めきれない田口堰堤へ帰ろう。堰堤までと決め、対岸の流木の引っかかっている石向こうへ仕掛けを流すと石裏で食った。

 竿を立てると姿が見えた。でかいイワナだ。一気にガンガン瀬の白泡へ突入し上へ上へと登っていく。竿を立て応えているとテコでも動かなくなった。グイと引き寄せる。今度は一気に淵めがけて下りはじめた。淵に入られ流心に乗ってくだって行く。竿を立て堪えていると手前へ寄ってきた。しめた!タモを取り出しなお寄せようすると、またもや力強く登り始めて白泡の中で動かなくなってしまった。

 こんな所で引き寄せてすくうにしても、こちらの身が危ない。こうなれば勝負だ・・・・ とばかりに下流に引き寄せると一気下りで、淵まできたので、カガミの所まで引き寄せると浮いてきて水面に口を出させてタモ入れするが2度3度と突っ込む。キリがないので竿を天まで立てて抜き抜く様にしてタモ入れする。

 重い・・・ 何しろ重い・・・ 35センチは有りそうだ。丁度10時40分、今までの屈辱をやっと晴らすことが出来たのだ。祝いに、すりニンニクをたっぷり入れた大盛ら〜めんを食べ、アヒル倶楽部事務局へ魚を預け帰宅する。その夜 魚を見た2人はアヒル倶楽部として名誉な事だと人目もはばからず泣いたそうだ。

 

エンタの神様に出演している、ギター侍のような感じで・・・・(ちなみに坪さんは彼が好き)

でも、あんた、サツキマス狙いで行ったのだから、これは↑外道・・・・残念・・・

 

アヒル倶楽部事務局による毎度の解説

1 お呼びをかけて欲しいらしい・・・。しかし、虎兎会諜報部員によると、家庭内はイラクさながらの様子なので遠慮し  ているのだ。

2 たぶん飲んだくれ。

3 その8日頃は天気不安定で局所的に大雨が降っていたようで、板取や亀尾島といった西の方ほど、大雨の影響を  受けていた。

 その後移動した吉田川はそれほどの増水ではなかったらしいし、事務局長と坪さんが出かけた庄川水系は渇水で  あった。

 稚魚のアマゴが多くて、買ったミミズも減りが早いという事。

 ヒットさせた所は足場がとても悪い。

 屈辱は星の数ほどある。アヒル倶楽部のみならず、自ら会長を務める虎兎会釣り倶楽部において、育てた弟子達  からも、結構な屈辱を受けている。また、海釣りでも、数多くの伝説を持っていらっしゃる。

 実際には、6名。サツキマス釣りの師匠である山本鱒師もご覧になり、その夜、祝電を入れたそうだ。

 

えー、後日、坪さんが伸チャに、「大岩魚すごいねぇ・・・」って言ったら、「大岩魚っていうのは、50p以上を言うのであって、今回のはただの岩魚だ」と、もう一人の山田名人は例の腕組みをしながら、静かにおっしゃったそうで、坪さんは、

「ちくしょう・・・、かわいくねーヤローだ」って言っていました。