2005/02/26

 

流れ着いた先は竜宮城だった

 

2月26日() 朝8時半に背中がムズムズしてきた。どうやら、背中が割れて成虫になるんだ。

2週間、暗い会社の川底の石にへばりつき、がまんして暮らしてきた。ハッチするにはちと寒いが、背中は盛り上がってきている。急いで朝食を食べて、2週間前の道具そのまま乗っている車に乗り込んだら、脱皮し終えて羽根が伸びた。

 今日は冬型で風が強い。風のおもむくまま、フワフワと飛んで、関観光に到着した。関観光は、同じようにハッチしたヤツらが、川岸でたむろしているかと思ったけど、誰もいなかった。

川面にはホシハジロと思われるカモが2羽いて潜水をしていた。明日脱皮予定の「双子のパパさん」に、いわゆる「虫の知らせ」を打って、上流へ飛び立った。

 オレの名は一応「西洋毛針トビケラ」という種類だけど、亜種で「安楽願望・西洋毛針トビケラ」なのだ。「川原宴会トビケラ」っていうのもいる。

 今日、放流日の苅安に到着。「餌釣りカワゲラ」が4つ、「サジ投げカワゲラ」が2ついた。「餌釣りカワゲラが、ちょうど、1匹釣った。双眼鏡で見たらアマゴかシラメだった。魚はいるようだな。「双子のパパさん」に虫の知らせをやってから、上流の聖地へ。

 相戸に到着した。「餌釣カワゲラ」が上流に4つ。これらはもう、水中に入って8メートルもある触角を振り回していた。ひとつが大きなニゴイを釣った。あとオレと同じ「西洋毛針トビケラ」が3.4ついた。これらは得てして水面を好む。水面に変化が現れれば大いに活動するんだが、どうも無いようで、川原で動かずじっとしていた。ここでも「双子のパパさん」に虫の知らせをした。

 風も強いし寒いので、風が余り来ない吉田川の通称、ハタヤ裏っていうところへ飛んだ。

ここは「西洋毛針カワゲラ」の生きのイイのが10くらいいた。ここは「西洋毛針カワゲラ」にとっては、聖地の1つで、みな沐浴している。寒修行ってやつか? オレたち亜種は寒修行でも、燗酒行がいいな。ここでもまた「双子のパパさん」へ虫の知らせをやった。ちょっと盛り上がった。

 

 バローで焼きたてのパンを買った。もちろん、ビールも買った。パンはうまい。ここのパンは好きだ。

 吉田川を上流へ飛べと、本能が言うので、2.3の極秘場所の偵察へ。

最初の場所へ到着。川面は静まりかえっている。何もいない・・・・と思った時、魚の集団が見えた・・・・。急いで双眼鏡を取りに戻って駆け足で戻る。が、そこには何もいなかった。「あれ?」と、底まで見える透明度の中を双眼鏡で探すが、やはり何もいない。水面は「雪虫」のようなのがいっぱい流れていた。「やはり気のせいか?」とチーズの乗っているパンをかじり、サントリー・ダイエット生を飲んでいると、もう少し下流で、ライズが・・・。そのあたりへ行き、双眼鏡で見ると・・・・。

そこは竜宮城だった。アマゴやシラメの舞い踊り。20匹までは数えられる。いや30匹はいるかもしれない。ただ、ライズはしない。でも水中で何か補食しているし、時々水面にも反応している。ただ、双眼鏡でみないとわからないわこりゃぁ。

 もう少ししたらライズが始まるのか?と思って、ベーコンが入っているパンをかじって、もう1本飲む。そのあいだに、「双子のパパさん」に虫の知らせをやる。しかし、ライズはしない。状況は変わらない。待ってても同じかもしれない。

 

「それじゃあ、やってみるか」という虫の知らせをパパさんに送ってから、チンタラ準備をして、亜成虫から成虫へと変身した。9Ftのグラファイトの触角も出たぞ。だが、この場所、降りられない。強引に降りきって、これまたヤブを強行突破して、なんとかポジションを確保した。そんな場所だから、バックが取れない。なんとかロールキャストでごまかす。ほんとうは、スペイキャストで、ナンチャラ・カンチャラと書くとカッコイイがうまく出来ねぇんだよ。

 ステルス・スカッド・雪虫1号っていう極秘フライ?で2匹釣った。1時間ちょっとかかった。遅いな。そして効率悪い。2本飲んだので、オシッコ近いし。こまったもんだ。

 

 もういいやね。明日はダック鈴木や、ウッピー吉田に釣らせてやろう。かわいそーなんだ、あいつら・・・・。

 帰りにまたバローに寄って、パンを買った。ちょうど、焼きたてのフランスパンが出てきたからそれも思わず買ってしまった。いま、モグモグしながら食べてます。おいしい。けど、アゴが疲れるなぁ。