2006/09/02

 

福井の渓で・・・

 

9月2日() カシミールで、行ったことがない福井の谷をじーと見つめる事務局長。

おーし、ここ行くだべさ。行ったこと無いところへ行くっていうのはなんかウキウキするな。核心部は、ここらへんだな。つーと、結構あるなぁ。クマいるかな?スズメバチくるかな?一人だと怖いな。んじゃ、だれか生け贄にしなくてはならんな。

 

ということで、弟子のダイユーを連れて行こう。たぶんおまけのスズタローも来るだろうから、あいつをクマに献上して、オモチャにされているあいだに逃げよう。

 

さて、午前7時半くらいに入り口に到着。先行者がいると思ったけど、誰もいない。谷をみると、お世辞にも美しいとはいえない。荒れた谷だな。そそくさと支度をして、崩れて見捨てられた林道を歩いて上流へいく。だって、核心部と思われるところまでワープするんだもん。でも、そこが核心部じゃなかったら、お笑いだね。あとで、「なんで〜、入り口付近が一番釣れるのに」とか、いわれたら、もっとお笑いだが、知らないんだからしかたねー。

 

もう少し歩いていくつもりだったけど、谷の音を聞くと、やはり早々と入渓となった。ちょうど、岩盤地帯だったのか、多少、渓相がよかったけど、たまに反応するのはチビイワナで、反応するだけだし、次々と出てくるわけでもないし、まー、ふつう、見切りをつけて、「次の川へ移動」ってなるけど、くどいようだが、核心部っていう言葉に、自己催眠状態なので、とりあえず、ソコに行きたいから、ダイユーとスズタローに、「おめーら、そんなに粘るな。だいたい、ソコは違うだろー?あー?」とかいいながら、先へ先へと進む。

 

HPに出すようなサイズも釣れず。三人がかりで、15センチくらいのイワナを1匹、ダイユーが釣る。余談だが、ダイユーは去年、事務局長が丹誠込めて作った、丸竹ロッド、アヒ丸10号を使っている。まー、竿がよいのですな。

 

しばらくいくと、巨大な堰堤、地図で堰堤があるのは知っていたが、こんなに巨大だとは思っていなかった。さっき歩いていた林道が左に来ているはずだから、そっちへ回れば、ここからワープできるかも。核心部は、こんなんじゃなくて、水量もあって、ブナの森の中で・・・・って勝手に思っているから、もう一度林道に出て、ワープしたい。

と、思って少しあがっていると、スズタローが、「そっちはダメですよ〜。わたしは高度3000メートルを歩きますし、かつて遭難しかけた、アルピニストですから、わかるんです」とか言って、右の斜度50度っていうのを登っていく。が、途中、ダイユーに先発をまかせる。どうも、出っ張った腹が、邪魔なようだ・・・。堰堤が巨大なので、超えるのにも難儀する。釣れないし、たいした渓相でもないので、この堰堤をみて、帰って行くのか、堰堤を高巻いた痕跡は無かった・・・。

 

堰堤の上は、砂漠状態だった。水は途中で伏流していて、かろうじて残ったプールがオアシスという感じ・・・。晴天ドッピーカンで、あつい砂漠を上流へ・・・。やっと水が戻って、なんとなくいい感じになった。スズタローに20センチくらいのが来たけど、プルプル感を残して、さようなら。だっらしい。

 

さらに進むと、また堰堤。こいつはさらに巨大。堰堤の両側は岩盤のようで、このまま強引に高巻いても、降りられそうにない。左から壊滅したような谷が来ている。これを少し登ると、林道の面影がある。またまた、ワープのチャンスだ。思いこみ核心部の入り口はもうすぐかも。でも、ここまで来て、なーんか、上流もダメそうなので、思いこみ核心部も色あせてきた事務局長。やっと我にかえって、時計をみたら、お昼ちょっと前だったので、ロケーション悪いが、ここで昼食とする。

 

クマにも献上されず、食後のUCCコーヒーを飲んでしあわせなスズタロー

マウスポイントを持って行くと後鳥羽上皇に変身でおじゃりまするぅ〜

 

早い昼飯を食べたあと、思いこみ核心部へと見捨てられた林道の跡を上流へ。しかし、カーブして山の中へ入っていくような感じ。あついし、夢からさめつつあった事務局長は、もー、どうでもいいもんねー。状態になって、思いこみ核心部は中止とした。で、先ほどの左の谷へ突入するが、土石流でも出たんじゃないのっていう感じの枝谷で、魚っ気なし。割と奥まで入ったけど、ダメだった。

 

今日は、珍しく、ビール無しのまじめ釣行。昼飯もカップヌードルとパン。思いこみ核心部がとりやめになったとすると、突然、襲ってくる焦燥感は・・・・。ビール・・・びーる・冷えた麦酒

 

脱出だぁ〜。帰りは廃林道を使う。所々、崩落して危険。マムシも見る。なんとか車にたどり着いて、やれやれ。さあ、ビールを求めて走るぜ。

 

スズタロー改め後鳥羽上皇をせかして、なんとか缶ビールをゲット。後鳥羽上皇様は下戸なので、ウーロン茶の2リットル。ダイユーと事務局長は、店から出た途端に、一気飲み。近年まれにみる旨さであった。

 

午後から予定が空いてしまったので、事務局長のお気に入りの一つの渓へ移動。先程の、荒れた谷と違い、水も石も木々もきれい。やっぱりこうでなくっちゃね。ただ、勾配がきついので、距離はないがけっこうきつい。釣れるのは15p未満のが多いが、たまに20p越えるのも混じる。

ここで、後鳥羽上皇スズタロー様に、まともなイワナが釣れた。奇跡でおじゃる。不用意に立った淵の頭から、逃げたそのイワナは、後ろから来た事務局長とダイユーに驚き、速Uターン。そこへ後鳥羽上皇スズタロー様が落としたアントを、どういうわけだか、パクッと食べてしまった。ちなみに、後鳥羽上皇スズタロー様は、ウグイが専門なので、「これはアマゴかの〜?」とかおっしゃっておられた。そういえば、先程も、「10pのアマゴを釣ったでおじゃる〜」とおっしゃっておいでになったが、ここにゃぁ、アマゴはいないはずだから、おかしいと思ったけど、高貴な方がおっしゃるので、あえて、事務局長は反論しなかったが、どうも、上様は、ウグイはわかるが、あとはよくわからんらしいです。

 

どんどん登っていくと、ある場所から突然、水が無くなった。渇水でそれ以上は地上を流れていない。川の跡はあるが、水がない。不思議な情景だった。ここで午後5時半。もうすぐ暗くなる。終了となりました。

 

帰路、ETCを熱く語る後鳥羽上皇スズタロー。割引、割引、と、のたまうので、後鳥羽上皇改め、割引上皇スズタローとなってしまった。

 

 

その割引上皇スズタロー様が、白鳥ループ橋で、お詠みになった歌・・・・

 

串本の〜 海より深し我が愛に〜

珊瑚のかげより 君が手をふる〜

 

いやぁ〜、これから日本は秋、そして冬に向かっていくというのに、割引上皇様は、まさに常夏なんですよね。(同僚 K)

 

まっ、わかる人にゃわかるお歌でした。これを祝して、事務局長が、帰路、カツ丼を割引上皇様へ献上。「余は、カツは好きじゃが、カツ丼はのう・・・」とかおっしゃっておられたが、「うまい、うまい」とお食べになられ、「これ、ダイユー、名古屋にも、この店がないか、探してたも〜」とかおっしゃって、上機嫌でした。

 

めでたし、めでたし・・。

 

翌日、今回、案内をした事務局長に対し、「大儀であった。今後も頼むでおじゃる〜」というようなメールが届いたが、めんどくさかったので、返信はしなかった事務局長でした。