2007/05/某日

アルツな川めぐりの旅

 

5月某日(某曜日) アルツ石川と年に一度の釣行になった。

めっきり釣行回数も減り、年に1.2度。本当は釣りに行きたいが、コオイムシとわがままな嫁のおかげで、休日は、お買い物地獄らしいのを察して、事務局長があえて悪者になって、年に1度のお助けをしてやろうという配慮なのだが・・・。

「それじゃあ、午前6時に、事務局へ行くわぁ〜。乗せて行ってくれなぁ〜」

「で、あんたはドコへ行きたいの?行きたいところはあるの?」

「百瀬がええなぁ・・・」

「・・・・。あのなぁ、午前6時になんとか来れるようなヤツが、それから百瀬に行ったら、昼だガヤ。何考えとるんじゃ?オメーは・・・」

と、思ったけど、

「百瀬は遠いので却下します」

とだけ答えたら、

「んじゃあ、飛騨川の本流でええわ」

とおっしゃった。なんで飛騨川本流なのかというと、ただ本流には大物がいるから。らしい。そーいえば木曽へ行っても、庄川水系に行っても、長良川水系に行っても、毎度、本流、本流とさわぐ。しかし哀しいことに彼には本流の大物を釣る技量も精神力も無いのだが、本人はソレを知らない・・・。

「飛騨川本流ってどのあたりでやんの?」

「小坂の上あたり、渚のあたりがええで・・・」

「ふーん、そこは大物の実績あるんだな」

「知らん。ただ、やったこと無いエリアだし、41号からチラっと見るとなかなか良さそうだし、釣り人もいないから、スレていないと思う・・・」

「・・・・・・」

まっ、いっか・・・。どーせすぐにあきらめるだろう・・・そのあと小坂か、そこらの谷に入ればいいだろうし・・。と了解した。

 

当日、遅れずに午前6時にやってきたアルツ石川君。ちょうどヒチノスケを散歩させていた。ヒチノスケを見て、

「なに?この犬?いつから飼ってるの?前のナナは死んだっけ????」

とか言っていた。去年も同じ事を言っていたし、昨年も・・・。その前も・・。ちなみにヒチノスケは、事務局にやってきてから7年目です。そしてアルツ石川君とは年に2.3回は会います。またまた、認知症がひどくなってしまったようで哀れです。年に数度しか会わないアルツ石川をヒチノスケは覚えていて、吠えなかった。犬の記憶力のほうがアルツ石川よりも数段上になりました。さらに余談ですが、ウソッピー吉田は毎週来ますが、ヒチノスケは毎回、吠えます。これは知ってて吠える。つまり、嫌われているのですね。

アルツ石川を乗せて41号を北上。途中コンビニなどに寄り午前9時に、小坂の上流、アルツ石川のお目当ての渚っていうところに到着した。とりあえず橋から眺める。

こうして見るとなかなか良さそうだけど、実際、飛騨川はダムで寸断されていて、ダムからの排水とまわりの小さい谷からの水だけ・・。茶色い藻がいっぱいてお世辞にもきれいとはいえない。流域の方々も釣りをされないのか、川へ降りていくところも無し。長良川のように、流域住民すべて釣師だと、川は可愛がられてあちこちに降り口があるものだけど、そんな感じでも無い。

「どう?えーだろう・・・・こりぇ、でかいのおるで・・。誰もやってないし・・。」

どうやって降りるの・・・。と、降り口を探すが、まったく見つからず。渚周辺を行ったり来たりするが降り口を見つけることが出来ない。それに事務局長はすでに気力無し。

 

結局、渚周辺はあきらめることになった。

 

41号を下って、小坂のチョイ上で本流へ降りれるところを見つけた。まぁ、本流できればいいんでしょ?ってアルツ石川を説得して、やっとこせ竿を出せる事になった。時すでに10時近い。ドッピーカンの本流。五月晴れ。トロトロした水。なんのハッチもライズも無し・・・。

それでも、デカイのが自分のカディスにバシャって出る・・・はず・・・とキャストしていなさるのを、後ろでじーと見つめている事務局長。・・・・哀れな・・・。と思っていると・・・。

アルツ石川は釣った・・・・。でもそれは川の中の大石だった。はずれてちょー。と、ロッドであおっていると・・。

ベキッ・・・

と、アルツ石川お気に入りのレビューのティップが折れました。

うげー・・・

ハイ、実釣10分で、本流終了ね。ごくろーさまでした・・・。

 

「チェッ、本流終わったがや・・・。んじゃ、暑いから谷へ行こうぜ・・・」

と道路地図を広げて、「ここ」って指さされた、ちっこい谷へ行くことになった。まぁ、どこでもいいです。この時間に本流にいることを思えば涼しいし・・・。もう、10時半だし・・・。

ここで、アルツ石川君は落ち込みの脇のグルグルにカディスを浮かべて、15pくらいの、痩せたイワナを1匹釣りました。しかし、そのあと、全く釣れない。釣れなくなると、すぐに場所替えをしたくなるアルツ石川さんですが、林道に上がれるのはちょいと先だったので、がまんして進んだけど、やっぱり出なかった。

「ここは魚いないで〜」

車に戻ったら11時20分だった。ちと早いけど、国道に出て、コンビニで弁当を買う。そのまま、小坂川へ。やっとこせ、まともに釣らせてもらえるかなぁ・・・・。

 

続 く