2010/09/29

ラスト

 

9月29日(水) とある21歳の若造と知り合って、そいつが「渓流釣りに連れて行ってください」などというので、「んじゃぁ、23日の祝日にでも・・・」と言っていたけど、雨になっちゃって・・・25.26の土日に変更ね!っとメールしたら、バイトがあるとか・・・

で・・・

したかないので、あくまでも、しかたないので、29日の水曜日、有給を頂いて、しかたなく出かけた。くどいようだけど、しかたなく出かけたのだ。仕事をさぼって釣りに行くような事務局長ではないのだが、しかたなーく、釣りに行くのであります。ここんとこ重要ね!

若造は、アウトドアの経験も無く、まして釣りもしたことがない、非常に楽しみにしているらしい。フライフイッシングは無理だろうから、5.4mのノベ竿に2メートルほどのテグスを結んで、エルクヘアー・カディスというシステム。(禁断のシステム)を作ってやった。ウェーダーとかその他は20年もフライをやっていると、まーそれなりに、手持ちもあるので・・・。

お昼はBBQと、飯ごうで、炊き込みご飯作って・・・、とりあえずアウトドアも体験させるべく準備をする事務局長、あんたは、えらい!

食後のコーヒーも豆から挽いて、谷の清水を使って飲ませよう・・・などと企むが、豆をちょうど切らしていたので、白鳥の掛け軸さんに二人分ちょうだいとお願いメールを出す。スーパーマンデリンがあるから、わけてあげると返信をもらい、掛け軸さん、あんたも、えらい!ありがとー。

 

準備万端に整って、当日、午前8時に集合。高速で大和インター、156号で掛け軸さんのところへ寄ってコーヒー豆を頂いて、鷲見の奥へ向かった。シーズンも最終なので、鷲見川のあちこに、ズル休みをした釣り師の車が止まっていたけど、目指したポイントには車が無くて、ラッキーだった。

一昨日降った雨で15センチくらい水が高くて、冷たい。魚も少なくなっているし、まぁ、釣れないだろう・・・・とりあえず、期待はするな、そんでもって、じんせーも同じだ。だが、釣れるように努力はする。じんせーも同じだぁ〜。でも、必ずしも結果は思ったようにはならんくて、ボーズというのもある。これまた、じんせーも同じだ〜。しかし、釣れるように工夫して努力してという過程が大事なのだ・・・

などと、支度をしながら、チラっと言う。今日の釣行は彼の「こころのリハビリ」でもあるのだ。

渓に降りたった若造、「気持ちいい〜、すがすがしい〜、空気がうまい〜 水が透き通っている、このメガネ、水の中が丸見えだぁ〜」とあれこれ感動している様子。はいはい

谷の歩き方を教える。

慎重に無理をせず1歩1歩確認して行け。動かないと思った大きい石がグラッと動くことがある、慣れてきた頃に転ぶ、これまたじんせーも同じだ・・・。くどいぜ!

釣りを教える。

こーやってこうして、魚は岩の下にいる、だから岩魚という。こーやって自然に流す。魚の身になって考えれば、おのずと、流すポイントが見える。相手の立場になって物事を考えると、うまく行くことが多い。じんせーも・・・そーならんこともある・・・(笑)

この若造の母親は、お茶で有名な白川の山奥出身で、実家の前の谷川で泳ぎ、雑魚を釣り、山の中で遊んだ。そのDNAがあるからか、こいつ、初めて渓流歩くのか?こいつ初めて釣りをするのか???と思うほど。そしてしばらくして・・・

18センチ程のイワナを釣った。まぁ、あそこやってみな。出た!竿あげろ、こーやって取り込め・・・って指示はしたけど・・・、何人も渓流釣りを教えたけど、「あそこやってみなっ」て言われて、あそこがわかるヤツは半分もいない。そんでもって、あそこのあの流れまでは言わなかったけど、ちゃんとソコを流したこいつはセンスあるな、SZにゃぁ、なかったなぁ・・と思い出して、どーしているんだろう、まだ常夏上皇やってんのかな?とか思った。すまん、身内ネタで・・・

「今のは釣らせてもらったと同じだから、次の1匹は自分で釣れ」ということで、放任する。

口出しせず、ほったらかしにしたけど、こいつ本当に渓流釣りはじめてか?と再度、思う。ちゃんとポイントがわかるし、渓流もちゃんと歩いている。

時々、若造に、バシャ!って出るけど、かからない。「くやしー」を連発。そして、「アワせが遅いっスかねぇ・・・」と聞いてくる。タイミング的には問題ないので、たぶん本当に口に入れていないのだろう。警戒心が強い魚だから、そーと忍んで、姿勢も低くしてとアドバイス。でも本当は魚が水面よりもちょい下で補食したい。っていう感じに見えるから、水面ぶらさがり系か、水面直下に小型ウエットっていうところだけど、いきなりそんな話をされても、わからんだろーから、やめておいた。まあ、そのうち釣れるだろう・・・

 

さて、事務局長も釣らないと・・・

しかし・・・

ぜんぜん釣れん・・・

師匠の面目、丸つぶれじゃん・・・

焦る・・・

よけいに釣れん・・・

極めつけは、事務局長が流したあと、若造が、5.4延べ竿、チョウチン・エルクヘアーカディス釣りをすると、出る。

なんでだぁ〜

さら焦る・・・

よけいに釣れん・・・

木の枝釣る・・・

切れる・・・

チョウチン釣り、恐るべし・・・ 谷で、8メールの渓流竿で、チョウチン釣りされたら、魚残らんな。

もう、まもなく出渓地点だな。堰堤も見えてきたし・・・ 今、何時? 1時半だよ。4時間近くもやっているのか!メチャ楽しいから全然そんなに時間が過ぎたって思えないよー。と会話して、まもなく終了だよ。釣ってこいや・・・

と言ったら、

釣れた〜。って1匹持ってきた。はじめの1匹より大きくて20センチくらいかな。おめでとう。これでおまえもいっちょまえの渓流釣り師だよ。と祝福。

祝福しながら、まじーな・・・オレ、ボーズじゃん・・・。堰堤の手前が勝負だよなぁ・・・。

コソコソと先へ行き、ちょっとティペット足して、お助けブルー・プロフェッサの10番を結んで、2.3回水の中を潜らせてから、流木のあたりへキャスト。

ボコって水面が盛り上がって、ヒットぉーーーーーー

 

24センチくらいの太ったイワナを手にして、ヤレヤレほっとした事務局長でした。

よかった、よかった・・・

 

出渓して源流へ移動。遅い昼食。BBQと飯ごうでキノコの炊き込みご飯に若造は感激。食後の掛け軸コーヒーも谷のミネラルウォーターとあいまって、とてもおいしくて・・・

あれこれと色々な話をしたり聞いたりして、気がついたら4時半。どうりで寒いはずだ。

片付けをして、今シーズンも終わったなぁ・・・と、しみじみ。

来シーズンも釣りたいという若造。今度はFFを教えようかな。