2015/05/16

 掛け軸さんと奥長尾へ

 

5月16日() 以前から気になっていた奥長尾谷。小さい谷だけど、奥が深いらしい。んでもって奥の奥には滝があるらしい。滝が好きな事務局長は気になります。それに今年、入り口付近をちょっと釣ったとき、なんか白い石がある。これは!石灰岩?岩石に詳しくないんでわからんけど、石灰岩があるトコって植生がちと違うんで、変わった草花があるかも・・・。って気になります。山としては鷲ヶ岳とそれに続く烏帽子岳を源とするんで、牛道源流や寒水源流と同じ感じの谷だとと思うけど、牛道や寒水には白い石は無いので、うんぬん・・・・ まっ、どーでもいいですけど・・・

でも一人で行くのは寂しい・・・。林道もどうなのかわからんし・・・ 今冬は雪が多かったので、落石や倒木があると困る。

となると、頼みは掛け軸さん。林道の王様、ジムニーだもんね。

5月16日土曜日。前日の金曜の夜に雨が降り、土曜の朝には雨が小降りになって、天気回復。昼頃には晴れになるという予報。となるとそんなに早く行かなくてもいいかな。雨の中、釣るのは嫌だもんな。

午前8時半も過ぎた頃に出撃開始。愛岐大橋を越えたあたりで、掛け軸さんにお電話。

「奥長尾に行くので、付き合って〜」

「了解」

せっかく来てもらうんでと、美濃のビッグで焼肉と焼売をゲット。11時ちょい前に待ち合わせの奥長尾橋で合流し、そのまま部落を越えて奥長尾の奥へ。

懸念していた林道は、何故かアスファルトで快適な道で、拍子抜け。気良に抜けるらしい。林道から見える奥長尾谷は、掛け軸さん好み。まぁ、いい感じ。

適当に駐車して、適当なところに降りて開始。天気は回復してくるという割には、どんよりした雲で、今にも降りそうな感じだったので、とりあえずカッパをベストの後ろに入れました。

谷はこんな感じ。天気も曇っているからだけど、暗い感じがする谷。基本、黒い岩盤底の谷みたい。両側も割と迫っているところが多いし。所々、こういった落ち込みと淵が出てくる。寒水の奥とか牛道とかに似ているね。昨年の大水で阿多義や牛道、庄川あたりは被害を被って、谷がリニューアルされたようだけど、ここは、コケむしているし被害が無いように見えるんで、変わらなかった?のかな。

牛道や寒水と違うのは、白い石がある事。テフテフ谷とかハナネコ谷とかワチガイ谷とかと同じだと思う。

 

事務局長はドライフライ。掛け軸さんは新々チョビ。新々チョビがとてもいい。完成型という事で、以前のチョビは処分して今後、これがチョピとなるらしいんで、これから新々チョビからチョビに襲名。

小さいアマゴが時々出るけどかからない。やっと釣れたのは、イワナでした。とっても黒いイワナ。オレンジの斑点が極薄いわ。というか見えないな。牛道イワナに似ているな。

17pくらいだけど、奥長尾の初イワナって事で、記念写真。

あとドライで2.3匹釣ったら、自作のチョビに替えてみよう。

そうなんです。前回、掛け軸さんのチョビに感服した事務局長は、真似てチョビを作ってきたのよ。でその2.3匹が釣れない。もっと釣れると思ったのに・・・。

 

谷の周りをキョロキョロと何か花はないか?と探します。この谷、ラショウモンカズラが沢山咲いていました。多いな。他の谷で、ここまでラショウモンカズラが咲いているってのは、無いなぁ。ラショウモンカズラだらけ。あと、タニギキョウもいっぱい。小さい小さい花。撮したかったけど、昨夜の雨に濡れたのと、谷が暗いので、花が開ききっていなくて、コレっという被写体が無くて、結局、撮さなかった・・・

掛け軸さんは、ずーとチョビを使い続けています。事務局長はドライからウエットにしました。でも、ウエットでも、同じでした。二人で釣るとドライではどうなのか?ウエットではどうなのか?ハズカシ・フライや例のフライではどうなのか?って一人だと、とっかえひっかえして試さなくてはならんけど、二人だと同時進行できて、効率がいいな。

で、ドライでもなかなか出てこない。ウエットでも同じようだ。活性がチト低いって事かな。浅場でウエットを流してたらゆっくりイワナが出てきてリードフライをつまむように口に入れてそのままにしているのを見た時は、こりゃダメだわ。ニンフで底だわ。って思ったよ。

そんな中、掛け軸さんのチョビは時々、反応するし、追尾するし、バレたりするし、ヒットする。2.3匹ドライで釣ったら事務局長が作ってきた真似っこチョビにしようとしたけど、ここで真似っこチョビにしました。

結果・・・

あかん・・・

チョビにはほど遠かった・・・ 本家チョビが最終形になるまでに、色々と試行錯誤があった。で、昨日今日チョビを真似ても、それはチョビにはならんのよね。2つ作ってきたけど、どちらも落第でした。

谷はいい感じだけど、倒木がスゴイ。周りに杉林が多くて、それも間伐もされずほったらかしの杉林で、この冬の大雪で谷側にドタドタ倒れて?もしくは去年の大雨で根っこごと倒れた?のか、いずれにしても倒木バリケード状態のところが多くて、そのバリケードを越すのにとても苦労します。川の中にも倒木が入っていて、絶好のポイントが潰れている・・・ってことろも多い。逆に言えば、魚にとっては、釣り人が難儀するんで、ありがたい事だろうけど・・・

1本2本のバリケードではなく、何本も重なったバリケードだと、高巻く事になって大変。屈んで潜って、乗り越えて、巻いて・・・と意外に重労働の奥長尾谷。

いいかげん釣れないし、バリケード越えで、嫌になって出渓。腹減ったし・・・

林道を戻るけど、意外に車まで近かった。それだけ遡行に難儀だって事かな。

上流へ移動して林道の空きスペースを見つけて、そこで焼肉と焼売でビール飲んで、これはしあわせ。といっても味付けカルビとチルドの焼売なんだけどね。カップ麺よりかは多少、リッチ。

 

しばし歓談後、午後の部スタート。

これまた適当に谷へ降りて行ってスタート。チトおどろおどろしい光景もあったけど、まー気にせず開始。掛け軸さんはチョビ。事務局長はドライで。

ドライフライには反応が無いけど、チョビは、反応あるみたいで、前半と同じく、追尾やアタックがあるようです。事務局長はだんだん諦めムード。キョロキョロと花を探してる。またしても倒木バリケード出現。かなりのバリケードだから、左岸に上がってちょっと巻く。すると、なんかネコの額ほどの窪地があって、湿地みたい。そこに、水芭蕉を見つけた。もう花期は終わって葉っぱが巨大化していたけど、少し前まで咲いていたみたいで、落ちた白い花びら(花びらではなくてガクらしいけど)も見つけましたから、これは間違いなく水芭蕉だな。長良川水系の最南端?かも・・・。

さらに進んだら、トンボがちょうど羽化したところだった。 ミルンヤンマ?だと思う。ミルンっていう名は明治時代、イギリスから来た地質学者のジョン・ミルンの名を取っているのよ。東京大学の教授として招かれたらしくて、我が国の火山や地震の研究や地質学の基礎を作ったと評価されているとか・・・

半分、あきらめムードで進む事務局長。ここで出なきゃダメだな。っていうところにドライフライを十分すぎるほど投げたけど、全く反応無くて、掛け軸さんに交代。掛け軸さんのチョビが投入されて・・・しばらくしたら、イワナが釣れた。チョビ恐るべし・・・ 

というか、どうも活性が低くて、積極的に食いに来るというワケでもない。こうなるとドライはつらい。食い気があってなおかつ水面に注目してくれないと、お手上げ。やっぱり活性ってのは一番やね・・・。

「今何時?」

「わかりません」

ふたりとも腕時計とかしていないのでわからない。掛け軸さんがデジカメの電源を入れてくれて4時半と判明。もういいわ。堪能したわ。釣れんし・・・

「じゃ、このあたりで、おひらきといたしましょう」

すぐに林道に出れて楽ちんで、アヒル倶楽部向きだけど倒木が多いのがねぇ・・・ 倒木無ければ、いい谷だろうねぇ・・・車に戻って、とりあえず、林道の奥に滝があるらしいので捜索へ。途中、舗装されたのとは違う林道が枝分かれしていたけど、そのまま舗装されている方へ進んだら、違う山へ行きだしたので戻る。

なんか、もう、どうでもよくなってきて、「滝はどーでもえぇわ」 「わしゃ、疲れたんで帰る!」って事務局長は帰路につきました。

どうも、チョビの実力を前回、今回、見せつけられ、ショックなようで、そっとしておいて・・・っていう事でしょう。

ちなみにそっとしておく・・・。釣っている間、後ろから来る掛け軸さんが、ズルっとこけて、ヒザあたりを打ったような感じだったけど、カッコ悪いんで、分かっていたけど、見て見ぬふりで、そっとしておきました。事務局長さん、やさしいです。しかし、やさしさのあまり、救助しないかもしれないので、その点はご容赦ください。