2015/05/30

 28年目で10年目

 

5月30日() 正確に言えば28年前、アルツ石川とOZEプーの3人で探検気分で入ったのが今回の谷です。若かりし頃で、怖いモン無し的な、というか無知だったと思うけど・・・ 適当な格好で(ウェーディングシューズも無くただのデッキシューズとTシャツとチノパン程度の格好) で入って行きました。今思えば、スズメバチとかマムシとかクマとか転落や滑落とか危険に対する心構えも備えなくて、よく行ったなぁ・・・と思います。滝をいくつか高巻いて、ゴルジュ帯も高巻いて、高巻きが面倒なところは、胸まで浸かってへつったりと冒険でした。フライはやり始めたばかりでヘタクソでやっと1匹釣れただけ。アルツ石川とOZEプーは餌釣りだったけど、彼らにゃ釣れなかったんで、フライが勝ったとひそかに喜んだ思い出があります。

それから行くことはなかったけど、まぁ人並みにフライフイッシングができるようになって、もう一度、あの美しい谷を釣ってみたいと思うようになったけど、一人で入るにはねぇ・・・ 

そして18年が過ぎて、その年、偶然、鷲見川でトムさんと出会い昼食を一緒に食べて、午後から、行ってみない?という話になってトムさんと行ったと思います。その時は午後からだったので、本格的ゴルジュの入り口までで帰ってきました。2.3匹イワナが釣れたと思います。トムさんも、自然林の深山の、岩盤の山岳渓流的な渓相の美しさに魅了されていました。18年経ったけど変わらずに美しかった。で、ネットで公開すると、誰が見てるかもわからないので、下品なバカがやってきて、ゴミなどしないように、谷の名は、アヒルSPXとして伏せられました。それで、今回もアヒルSPX谷とします。

今回、そのアヒルSPXに掛け軸さんと行くことにしました。掛け軸さんも、この奥はどうなっているのか?って知りたい。と、かねがね思っていると以前聞いていたからです。それと、去年の大出水で阿多岐、牛道、鷲見や庄川も渓相が変わってしまうほどだったので、この谷は無事なのか?はたまた荒れてしまったのか?と気になっていたという事もあります。前回のトムさんと行ったときからもう10年経っています。

と、まぁ、前置きが長いですが・・・

今回も、事前のメールも連絡も無しで突然やってくる事務局長。たぶんもう掛け軸さんも、慣れてしまったと思いますけど・・・ 

先週の話とか、工房前の柿の木と、ビワの木のマイマイガの毛虫が順調に生育しているとか・・・ ラベンダー・ママについての話とか・・・しながらコーヒーを頂き・・・・

さて、本日ですが・・・と、本題に入りまして、

「アヒルSPX谷へ行きませんか?」

「いいですねぇ、行きます」

サークルKで昼飯を調達して谷の入り口まで行き、ここからの林道?はジムニーに乗り換えて奥へ。さすがは林道の王者ジムニー。パジェロやランクルは大きすぎて、やっぱりジムニーか4WDの軽トラだよな。ウンウン。

時はすでに10時半過ぎ。カナ・カナ・カナ〜と、ヒグラシが鳴いています。もう来週から6月だもんな・・・あと4ヶ月で終わっちゃうんだよねぇ・・・とか話しながら支度をして少し歩いてから入渓。

うーん。美しい・・・ 10年前と変わっていないなぁ・・・やっぱり自然林はいいなあ・・・スギの倒木も無いし・・・ 気持ちいいわ。

事務局長はドライ。14番のパラシュートで。掛け軸さんは「例のフライ」 最近の新作、ツチノコ君。

事務局長の先、7.8メートルに20p弱くらいのイワナが定位して、時々ライズします。 こいつは頂きだわ。って思ったけど、チラッと見るだけ。2回目はフライの横でライズした。どうももっと小さいモノを食べているだろうね。と、黒ツブ1号と7Xに交換。すんなり釣れると思ったけど、釣れなかった・・・。山岳渓流のイワナなのにイッチョ前にセレクトかよ・・・。そのうちに居なくなってしまったんで、これをふまえて、とりあえず、16番のヨタヨタと浮くスペンドダイプに変更。まぁ、それほどセレクトしないヤツならこれくらいでいいでしょう。

その先の左岸から小さな滝が入るポイントで釣れた。20p弱のイワナだったけど、このポイントは覚えがあって、10年前、トムさんと来たときに釣ったポイントだよな。その当時の画像 

10年経っても同じところで釣れたってのが、うれしいな。で、そのとき、写真を撮そうとしたけど、ネットからジャンプされて逃げられたんだよなぁ・・・ と、思い出しながら、釣れたイワナを横たえて、シャッターを切ろうとしたら、10年前と同じく、逃げられました。(笑い)

その先で脇スジのヒラキで定位している同じくらいのイワナを発見。本スジでもライズしてる。たぶん3匹以上いるんでないの?とりあえず脇のアイツから・・・ でも先ほどのヤツと同じで、チラっと見にくるだけ。その後は無視される。ティペットかもしれんけど、老眼だしこれ以上細いと結べないだろうし、コイツとやりあっている時間より、他を選んだ方がいいからって、あきらめた。本スジのヤツに攻撃するけど、脇も本筋もヒラキの下は次の落ち込みで、ドラグがかかるし、立ち位置もここじゃないと、後ろの木にひっかかりそうだし・・・現にひっかかってるし・・・。ライン処理も手間取るし・・・で2.3回出たけど、アワセがヘタッピで、掛け軸さんに笑われてから、掛け軸さんのツチノコ君やチョビに交代。定位してたりライズするのは、20p弱くらいのイワナばかりだけど、水中にはもっといいサイズがいると思うので、それを狙ってもらいます。追尾はされるけど、ヒットには至らず・・・の掛け軸さんを追い越して、次のポイントへ。

大石や大岩を乗り越える度に、魅力的なポイントが次々と現れる・・・。ここは?っていうところからは必ず反応があって、今日は活性が高いみたい。

ライズしていたのがやっと釣れて、うれしかった。また20p以下のイワナだろうと思ったら意外によく引いた。24pくらいのイワナで、今度は逃げられないように慎重にパチリとやりました。↓

さらにその上のポイイトでも釣れて、その向こうのポイントでも釣れて、その右のポイントでも釣れて・・・と、おいおい、ここは釣り堀か? いやー、ドライって楽しいわ!

たまらず、掛け軸さんも、ツチノコ君やチョビちゃんからドライに変更。さすれば、同じように釣れて、二人して、うほほーい気分を味わいます。なんか川からイワナの臭いがするんだよね・・・。養魚場のような臭いだよね。掛け軸さんは臭わないらしいけど、人一倍嗅覚が敏感な事務局長は臭うんだよな〜。

落ち込みの上に岩盤のナメをがある大きな淵が出現。そ〜と大石から身を乗り出して、水中を見ると、何匹ものイワナがいるではないか!掛け軸さんを呼んで、いっしょに眺める。数えても5.6匹。水深は2メートル以上ありそう。多くが中層にいるみたい。水面の流れのスジでもライズしてる。それが2.3匹はいるでしょう。でも中層にいるイワナが上がってきて、ライズしているワケではないようです。ライズしてるのは、やはり20p弱のイワナみたいでそれらはもっと水面近いところにいるようです。ライズはやはりセレクトしてるみたいで、何でもいいというワケではなくて、それなりのフライを使わないとダメだと思うし、ここからだとヒットさせても取り込めないんで、掛け軸さんと、一気に抜くしかないねぇ・・・と話してた。掛け軸さんが一番手前で釣ったけど、抜き上げるときに落ちてしまった。多くのイワナは姿を消したけど、すぐに戻ってきて、同じように定位してます。事務局長はウエットに・・・ ガバナーを入れて2.3匹、失敗したあと、20pくらいのを釣りました。その20pが水中で暴れた時、淵の下から、大きなイワナがその暴れる20pの近くにやってきました。水中でも、尺あるよな!っていうくらいでしたんで、釣り上げればもっと大きいかも?

ガバナーやらロイヤルコーチマンやら品を買えたりしたけど、その後は釣れないんで、必殺チョビちゃんをセットして出番を待つ掛け軸さんと交代して、右岸の方へ回り、事務局長も前回好調だった、ハズカシ・タイプFで参戦。追尾はされるけど、アタックは無い。そのうち飽きられてしまいます。

「釣れたっ」て掛け軸さんの声がして、イワナを抜き上げるお姿が・・・ やっぱチョビちゃんはスゲーわ・・・って思ったら、ハズカC45でした。「チョビもツチノコもイマイチだったけど、ハズカC45にしたら、反応が違うんですよ」っていう。さらにもう1匹追加するではないか。どれどれって事務局長も戻って大岩に上がり、一緒に観察すれば、今までと違ってイワナの反応がいい。なんでだろう・・・? 掛け軸さんと交代して、ここにタイプFはどうだろう・・・・って入れてみる。すると、あの大きいイワナがササーとやってきて・・・ 残念ながらヒットせず。リトリーブの距離が足りなかった・・・。さらにもう一度、今度はガツンと来たけど、悲しいかなヒットしなくて、これで終わり。うーん釣りたかったけど、ヒットしてもここでは取り込めなかったかもしれんなぁ・・・

この淵で結構な時間を遊んでしまった。先へ行くことにします。

この淵の上はナメの岩盤になっていてその先に、大きな滝がありまして、その滝壺にも期待が持てます。

でも、ここではライズも無くて、なんか静まっています。イワナ臭くないし・・・(笑) しばらくやったけど、なんか釣れそうにない感じ。

時刻はすでに午後2時近いし、ここで終わりとしました。

かつての記憶では、滝の横から古い杣道へ上がれたと思ったけど、この滝だったっけ?もっと小さかったような気がするけど、たぶんこの滝だよなぁ・・・。でもかなり垂直に近いガケを20メートル近く上るのは難儀だなあ・・・ 10年前にトムさんと来たときこんなトコ登ったっけ? 上がれば杣道があるだろうから、やってみよう。っと掛け軸さんと登り始めますが、これがきつかった。10年前とは体力が違うわ。ずーと楽な谷ばかりやってるんで、こんな事は無理です。それでも引き返すわけにも行かず、なんとか頑張って登り切ると、なんか、コレが杣道の跡かな?っていう感じのがあって、時々ヤブの中に入って不安になったけど、なんとか、入渓地点に戻ることが出来ました。

車に戻って、遅い昼食。食べ終えて、午後3時半。半端な時間やね。

事務局長は6時半までに帰宅しなくてはならないので、まだ釣りたかったけど、掛け軸さんとお別れ。次回はカツオのタタキのカルバッチョをご馳走します。と約束して掛け軸さんと別れました。

途中、道の駅でトイレ休憩したら、足がつりました。あの直登が効いたわ〜。太ももとふくらはぎと足首が痛い事務局長でありました。

体力がまだあるうちに、ゴルジュの入り口あたりまで、もう一度いってみたいと思います。今度は10年後は無理だと思うんで・・・