短 編 3                                                                                                                  

  アイガモの「アイちゃん」物語・・・・

 

アイちゃん受難の巻

3年前に戻ってきたアイちゃんに、とんでもない出来事が・・・

アイちゃんが、ひどく怪我をしているって聞いて、行ってみたのが 4月3日だった。

聞いた話だと、用水の方にいたアイちゃんに、突然、黒くて大きな鷲のような鳥がやってきて、アイちゃんを、いわゆる鷲掴みにしたとか、それでアイちゃんの羽が折れて、ひん曲がってしまった(赤丸のところ)

鷲かナニかわからんけと、その大きな鳥は、アイちゃんを持ち上げようとしたけど、アイちゃんはデカイので、持ち上げられなかった。

それでするどいクチバシでアイちゃんのあちこちを突いたけど、アイちゃんも必死で抵抗したらしい。

クチバシの赤丸のところは、その傷跡なのか、望遠鏡で見ると、血が流れたあとみたいだった。

アイちゃんの水かき(赤丸のところ)は折れたのか、関節なのか、大きくコブのように腫れてしまっているし、ブラブラしているみたいで、アイちゃんが、水を蹴っても、スイスイと泳ぐことが出来ないようで、クルクルとその場を回ってしまう。それでアイちゃんは、体の向きを変えたりして、なんとか行きたい方向へゆっくりと進むでいった。

本当に、大きな鷲? トンビ?トンビはそんなことしないし・・・

こんな大きなアイガモを持ち上げるっていうんだから、オオワシ? オオタカ? イヌワシ?

まさかぁ〜 オオワシはシベリアで越冬で北海道、 オオタカはいわゆるタカ狩りのヤツで狩るのは鳩とかウサギくらいでしょ?イヌワシは、白山の方だし・・・

でもまぁ、可能性があるのは、オオタカかな? 木曽川超えたあたりの山にもいるらしいし・・・ 冬場は木曽川に来ているカモ達を狩るとか。

極悪中学生にいじめられたとか・・・も考えられるけど、アイちゃんにパンを与えていた、おじいさんが、大きな鳥がやってきて、ウンヌンと言うので、目撃証言もあるから、やっぱり、オオタカなのか?

 

それと、いつも一緒だった、カルガモの羽折れさんがいないくなってしまった。

ひょっとして、犠牲になったのかも?

アイちゃんも、これだけの傷を負い、大切な水かきも折れてしまったので、ひょっとして、アイちゃんも、死んじゃうんじゃなかろうか?ってその時は思った。

 

 

その後、アイちゃんはどうなったか?

これ↑は、5月30日のアイちゃんのお姿。

折れた羽はまだ元には戻っていないけど、それでもずいぶんと良くなったようだ。クチバシの所の傷も治っているし、一番大切な水かきも元に戻っているようで、スイスイとまっすぐに泳いでいる。

でもやはり羽折れさんは、いない・・・

子育てが終わったのか、たくさんいたカルガモ連中もいない。ひょっとして、その大きな黒い鳥が来たから、カルガモはここには来なくなったのかも?

いずれにしても、公園の池には、アイちゃん1羽きりになってしまった。

波瀾万丈だけど、けなげに生きているアイちゃん、がんばれ!

 

ahiru_da_photo  2013/06/01