愛すべきアヒル倶楽部の人々シリーズ

ダック鈴木はトリが好きシリーズ・パート2

ヒヨドリのベルピヨの巻き

 

2003・3月の末の出来事

春本番の3月の末の事、嫁ダックが、駄犬のナナを連れて散歩していると、家の隣の畑に、なにやら動く物が・・・。よく見ると、どうも鳥のヒナのようです。急いで家に飛び込んで、ダック鈴木に報告。トリ好きのダック鈴木が行ってみると、それはヒヨドリの幼鳥でありました。最近、家の近くにヒヨドリの羽根が散乱している。どうも、こーいう幼鳥がネコにやられているようです。

ちなみにネコはダック鈴木のネコではないが、エサはあげているという間柄らしい。ヒヨドリの幼鳥は、畑の真ん中で、ちょうど、ノーハックル・スペントのような格好をして、うずくまっていました。このままでは、ネコの餌食となるのは目に見えているから、ダック鈴木は、自宅に連れて帰りました。さて、困った・・・。これは何を食べさせればいいのか? こーいうときは事務局でしょうと、事務局長の携帯に摩訶不思議なメールを送ります。

「ピヨの亜成虫は何食べる?」

いきなり、こんなメールもらって全く何が何だか解らない事務局長・・・。しかし長いつきあいであるからして、どーも、また、ヒヨドリのヒナを拾ったが何を食べさせればよいのか?と、言っているのであろうと思ったが、念のために、子細を送れとメールすると、やはりそう。ネットで調べればわかると思ったが、仕事中なんで、わからず、果実とか答えておきました。

 かくして、ダック鈴木はヒヨドリの幼鳥の親となって、幼鳥には、「ベルピヨ」という名を付けたのでした。事務局長に木の実や果実と聞いたダック鈴木。さっそく嫁ダックが南天の実を採ってくる。ダック鈴木はスーパーの買い物カゴを2つ上下に使い、簡易、鳥小屋を作成。間に止まり木を渡して完成。南天の実もベルピヨは食べて一安心。

帰宅した事務局長からメールが届く。ネットで調べたら、それは巣立ちヒナ。まだちゃんと飛べないうちに巣立ってしまったようだ。そーいう場合近くに親鳥がいるから、木の枝などに止まらせておくと、親が面倒を見るので決して拾わないように・・・と出ているぞ・・お前は誘拐犯人だぁ・・と言われてショック・・。次のメールで、ヒヨドリは雑食だから木の実、果実、昆虫、ビスケットなどがよいと食事のメニューのメールが届いたので、止まり木の横にミカンを串刺しにしてやると、ベルピヨは喜んで食べて、またダック鈴木ご満悦。

拾ってきた当日は、飛べなかったベルピヨであったけど、翌日には羽根もしっかりしてきて、少し飛ぶようになり、エサが欲しいと、ピーョ、ピーョとけたたましく鳴くようになった。うるさくてかなわん。事務局長にメールしてくるが、「おまえもピヨだからちょうどいいね」と返信されて、憤慨。朝は羽ばたきだけだったベルピヨは、夜には部屋の中をヨタヨタと飛ぶようになり、カーテンレールに乗って「ピーヨピーヨ」とけたたましい。それを捕まえて、買い物カゴの中へ入れると、おとなしくなる。ベルピヨは買い物カゴが自分の家だと知っているんだぁー。とこれまたダック鈴木感激。

 4日目ともなると、縦横無尽に飛び、捕まえることが出来ない程になった。明日、放鳥してやろうと思うダック鈴木。でも、ベランダから飛ばず、部屋へ入ってきたらどうしよう?巣立ちヒナを捕まえちっゃて、野性に戻れなかったらずーと飼育するハメになってしまう・・・。うれしいような、複雑な気持ちのダック鈴木。

 そして5日目、拾ったときは弱々しいベルピヨだったが、今ではヤンチャ坊主。放鳥してやろうと、捕まえようとしてもなかなか捕まらず。やっとの事で捕まえたら、尾羽根が1枚抜けて、胸の羽根が5枚ほど抜けてしまった。おー、なんということだ・・許せペルピヨ・・・。

 ベランダへ出て、ベルピヨを放鳥。別れを惜しみつつベルピヨは去っていく。と思ったら、真っ直ぐ一目散にバビューンと飛んでいって、あっと言う間に点になってしまいました。

 ハトに続き、「ヒヨドリも恩知らず」とのコメントを発表し、ベルピヨ物語は終わりました。

しかし、ダック鈴木、ハトのポッポチャンの時と同じく、もしかして戻ってくるのではないか?と思って、ベランダにミカンの串刺しを置いてみましたが、ベルピヨは1度も帰ってきませんでした。

 手元に残ったのは、放鳥するときにベルピヨから引っこ抜いてしまった尾羽と胸の羽根・・・。ペルピヨを思いつつ、ウエットフライを巻きました。どんなフライ?と事務局が聞くと、地味な黒っぽいフライにしかならなかった・・・との事。釣れれば話になるけど、まだ使っていないので、続きはこの次・・・・    めでたし、めでたし。